銚子・角巳之・三代目

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下がるほど...③

2024年05月02日 | 日記・エッセイ・コラム

銚子の妙見様は1,000年以上前に創建されております...。最近は人生100年と言われ
ているようですが、仮に人間が100歳まで生きようとその何十倍もの時間を妙見様は生き
ている。この表現が妥当であるか否か分かりませんが、まさに生きていると思っております。

境内に滝、井戸、巨木、そして藤の花...。樹齢数百年に及ぶ巨木など、人間自らの一代では
到底終わらず、次の世代へ・次の世代へと託されてきたのだろうと思います。神社・仏閣で
感じること、この“託す”ということ、あるいは時代を越えて...ということ。最近そんな気が...。

境内に知り合いがおりまして...、50年前にこの本堂で昼寝していた方ですか?...と。当時
20代の先生方は現在70代、ご健在の方も多いだろうと思います。断片的な記憶も蘇って
参りまして、あれから50年生きて参りましたと、50年前の自分や妙見様に報告を...。

最近、ご葬儀への参列が非常に多くなりました。自らも始末ということを少し考えるように
なりました。50年前に昼寝していたこの場で再び、下がるほど・人は見上げる・藤の花...。
藤の花に誘われて、今年もまた人生を考える契機となりました...。

下がるほど...②

2024年05月01日 | 日記・エッセイ・コラム

毎年4月から5月に藤の花が咲きます。春先は桜、真夏はヒマワリでしょうか、秋に紅葉を
迎え冬は寒いながらもその時期に適した花が咲きます(冬の花に根強いファンがいること、
承知しております)さて、四季折々に花が咲く、当たり前と考えずに何か意味が...と考えて。

先日の黄門様の言葉をお借りすれば、生物には寿命があり、この世は夢のようなものだから
”ただ狂え” この“狂う”ということ、辞書を引けばあまり良くない意味が多いですが、そこは
黄門様のお言葉です。言外に沢山の意味が込められていそうですが(本日は省略します)

5月になったら妙見様で藤の花が見頃です...。銚子出身であれば誰しもこのこと良く知って
いると思いますが、いつしか忘れ、何かのタイミングで思い出す。いつかは、いつかは...と
言っているうちに、時間が無くなり...(何事も)。私の場合はコロナ禍でした。

今にして思えば、あのコロナ禍がなかったら、毎月5月に妙見様にて藤の花...という感覚には
ならなかったと思います。さて続きは次回に。今年の藤の見頃は4月一杯かもしれません。
倶利伽羅剣(くりからけん)のある手水(ちょうず)...5月1日に花で満たされる...ようです。