ああ、全国には1,700ケ所以上の自治体(市町村)があるのか...。この数が多いのか少ない
のか...ということですが...。最近個人的に関心が高い天保年間から幕末、明治。この激動の時代
に様々な制度が変わる(正確には変わらざるを得ない...かと)。明治20年頃の町村数を見ると...。
明治20年頃、まだ市はなく、あったのは町と村。大政奉還から10年後の(明治10年)に
西南戦争。前時代から新しい時代に変わるその矛盾をすべて飲み込んでいった(諸説ありますが)
日本国内最後の内乱を経て...それから10年後の世界...。町村は約7万ケ所...。
明治22年に大日本帝国憲法発布、この前後で“明治の大合併”...。約7万あった町村は、およそ
1万5,000ケ所の市町村に再編。因みにこの5年後の明治27年に日清戦争。15年後の
明治37年に日露戦争。大正、昭和とこの時代を生きた方々の苦難は筆舌に尽くし難し...と。
戦後の昭和22年、地方自治法が施行されこの時全国に市町村は約1万ケ所。その約10年後
昭和31年に新市町村建設促進法なる法律が施行され、一気に5,000ケ所へと削減...。これを
“昭和の大合併”と言うそうです。そして聞き覚えのある“平成の大合併”...(続きは次回に)