毎年、秋ごろにセイタカアワダチソウVSススキなんてタイトルで掲載しております。在来種の
ススキと外来種のセイタカアワダチソウの勢力争い...。メダカ・タナゴが泳いでいた川に突如、
ブラックバスやブルーギルが入ってくる...。穏やかな在来種に獰猛な外来種...。勝負にならない。
また例えが錯綜しておりますが、外来種の強さ(逞しさ)は尋常ではありません...そういうこと
を申し上げたく。みんな仲良く...と思っていたところ、生きるか死ぬかの厳しい世界からきた
外来種...、様々な必殺兵器を携えております。このオレンジ色...はアレロパシー活性を...。
アレロパシー活性、セイタカアワダチソウも同様ですが、このアレロパシーという物質を放出
することで、虫や動物を遠ざける他、周囲の他の生物の生育を阻害する働きを持っております。
免疫のない在来種から見たらたまったものでなく、しかもタネを一株当たり数十万個も拡散する...。
現在のところ、このナガミヒナゲシは国の駆除対象である特定外来生物に指定されていないよう
ですが、多くの自治体で地域の生態系を破壊する可能性があるとの注意喚起が為されております。
種としては生き残りたいだけ。ただし共存するには...。人も植物も同じような気がしております...。