銚子・角巳之・三代目

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でんでんむし①

2024年05月30日 | 日記・エッセイ・コラム

昨日まで“時間軸”と書いておりましたら、事務所駐車場にて“でんでんむし”を見付けました...。
暴風雨前の曇り空の下、駐車場のど真ん中に超マイペースな存在がおりまして、家路を急ぐ
方々イライラするどころか、あまりの遅さにむしろ気持ちが和んだようで...みんなで凝視...。

都内在住の頃、“でんでんむし”と聞けば、これ個人タクシーのこと。個人タクシーの車の上
に乗っている物体(行燈:あんどんというらしいです)...、この形が“でんでんむし”だから...。
恐らく、ゆっくり(安全運転で)確実に目的地まで...そういう由来かと思います。

さて、でんでんむし、カタツムリ、蝸牛(かぎゅう?)...。みんな(写真)の生物を表す言葉。
童謡の一節にも在りました。でんでんむしむし・カタツムリ・お前の頭はどこにある...と。
これ、民俗学の領域で、でんでんは、出ろ、出ろの意。貝殻の中から出てこいという意らしい...。

生物学的に言うと、大雑把に“陸貝”...。そのうち殻を持たないものがナメクジ...で、殻を持つ
ものが、でんでんむし、カタツムリ、時にマイマイ...とも。明確な定義は不明ですが...。
今回は便宜的に“でんでんむし”と致します。時間のことを考えていたら突如出現(続きは次回に)

時間軸③

2024年05月30日 | 日記・エッセイ・コラム

小底の水揚げ休漁前のラストスパートのようです...。写真上からヤナギムシガレイ、ヒラメ、
そしてチダイ...。先日、ある極論に接しました...。時間や労力を掛けてお魚を獲りに行く...。
獲れるか?獲れないか?分からないし、漁師さん達は命の危険まで。コスパ、タイパ悪いです...。

全て養殖でいいじゃないですか?という、20代からの問い掛けでした。あと10年、20年
したら本当にすべて養殖の時代になっているかもしれない。ただし先のことは分からない...。
さりとて、今この場において...。獲れた、獲れなかった...に一喜一憂も確かに如何なものか...。

時間軸...を辞書で引くと、線グラフ等で数値の変化を表す縦軸に対して、時間の経過を示す
横軸のこと...とありました。また過去から未来への時間の流れとも。漁業についてはその長い
時間軸の中で、日本特有の稲作・漁労文明という形が醸成されているのですが本日は省略...。

感覚的に時間の流れが速くなっているようです...。自らが歳を重ねたということもあるかと思い
ますが、世相のようなものも。遥か彼方ばかり想うのは現実逃避、足元ばかりでは気が滅入る。
この中間くらいの距離感が必要です。勝手に時間軸の踊り場(緩衝地帯)なんて呼んでおります...。