銚子・角巳之・三代目

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休漁前に...⑤

2024年05月25日 | 日記・エッセイ・コラム

写真、ヤリイカ...。これは小底でも少量入りますが、専門は“沖合”底引き...。小底の操業範囲は
専門的な話(北緯・東経~等々)省略しますが、概ね犬吠埼から太東岬(九十九里終点)まで、
沿岸の操業範囲が決められており3ケ月の休漁。銚子商業全国制覇の頃に決められた規則です...。

この小底には知人が多く、私が銚子に戻った18年前から行動を共にしておりますが休漁期間中
に休んでいる漁師など皆無。他の仕事に励んでます。“資源保護”ということには賛同しているけれど、
ルールを守って50年...。船の数が1/10に激減。銚子商業もここ最近は甲子園に行けていない...。

小底の漁師の方々に聞くと船の数が大幅に減っているのだから休漁期間を無くせ。ということは
全く言っていない。操業海区を沖合に延ばすなどルールの変更(緩和)は求めており、こういう
“現場の”声をくみ上げる仕組みが“形骸化”しているようです。資源の前に漁業者がいなくなる...。

こういう声が届かず、ポテンシャル、明るい...という綺麗な言葉が並ぶも漁業者の数は減少の一途。
漁業予算は増加し続け、現場を知らない方々からは漁業者は漁をしない方が儲かる等と揶揄する声も。
銚子の漁業、野球...。歴史あり市民の誇りであるもある種の呪縛。変化を受け入れる時...と感じています。