銚子・角巳之・三代目

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

下がるほど...③

2024年05月02日 | 日記・エッセイ・コラム

銚子の妙見様は1,000年以上前に創建されております...。最近は人生100年と言われ
ているようですが、仮に人間が100歳まで生きようとその何十倍もの時間を妙見様は生き
ている。この表現が妥当であるか否か分かりませんが、まさに生きていると思っております。

境内に滝、井戸、巨木、そして藤の花...。樹齢数百年に及ぶ巨木など、人間自らの一代では
到底終わらず、次の世代へ・次の世代へと託されてきたのだろうと思います。神社・仏閣で
感じること、この“託す”ということ、あるいは時代を越えて...ということ。最近そんな気が...。

境内に知り合いがおりまして...、50年前にこの本堂で昼寝していた方ですか?...と。当時
20代の先生方は現在70代、ご健在の方も多いだろうと思います。断片的な記憶も蘇って
参りまして、あれから50年生きて参りましたと、50年前の自分や妙見様に報告を...。

最近、ご葬儀への参列が非常に多くなりました。自らも始末ということを少し考えるように
なりました。50年前に昼寝していたこの場で再び、下がるほど・人は見上げる・藤の花...。
藤の花に誘われて、今年もまた人生を考える契機となりました...。