銚子・角巳之・三代目

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補陀落山・那古寺にて(結願)③

2022年04月17日 | 坂東三十三ケ所めぐり

坂東三十三霊場巡礼・結願の証として、結願之証を賜りました...。中には巡拝畢(じゅんぱいひつ)
と書かれた(私の)名前入り証書が入っておりました。畢(ひつ)と言う字は難しいですがお寺の
方に聞くと、これは“すべてを終える”ということで、新たなる始まり...という意も内包する...と。

畢とは古代中国発祥の星座区分...。畢はその二十八曜の一つ、第五宿・西方白虎に属するとのこと
です。畢竟(ひっきょう)とは究極、最終等の意味があり、畢生(ひっせい)とは、人の一生涯を
表すのだそうです。ご住職の方からしばし、為になるお話の数々を賜りました...。

敷地内を歩くと那古寺の大蘇鉄(ソテツ)が目に入りました。蘇鉄...、南の島にあるイメージですが
ここ館山は房総最南端に位置し、気候温暖ゆえなのでしょう。館山市指定の天然記念物とありました。
そして目にした関東八十八ケ所霊場...。那古寺はその五十六番霊場でもあるようです...。

坂東三十三ケ所に西国三十三ケ所、さらには秩父三十四ケ所を合わせて日本百観音巡礼。さらには
四国八十八ケ所、そして関東八十八ケ所...。この畢生(ひっせい)において、ご縁あれば坂東の他、
様々な観音様との出逢いが有ると信じております。まずは坂東三十三ケ所すべてに感謝を。