あまりのスピードで、シャッターが間に合わず...。映っている鳥は、恐らくトンビだろうと思います。
最近、銚子港周辺でも良く見掛けます。ある日の強風時...、悠然と飛び立ったトンビは殆ど羽を動かす
ことなく、風を受けて一気に上昇して行きました。かと思えば今度は急降下...物凄いスピードで...。
あのスピードで急降下し、その目にはハッキリと地上の獲物が見えているようです。鳥類の最上位に
位置付けられる猛禽類の凄みであります。南房総の漁港に行くとカモメの数よりトンビの数が多いの
ですが、銚子の場合は圧倒的、実に圧倒的にカモメが多い。何か理由があるのか良く分かりませんが...。
１０年ほど前、このトンビの姿をして、燕雀いずくんぞ鴻鵠の志を知らんや！...そんなことを掲載した
記憶があります。１０年後の今...、この感覚は全く変わっておりません。地上近くを騒がしく飛ぶ小鳥
もいれば、天空最も高いところを飛ぶ大鳥...。いくつになっても、大きな志を持ちたいものだ...と。
いつもの場所で、同じ相手と、同じような話に終始する...。多くの場合はこれからのことではなくて、
昔は良かった...と。昔を懐かしむのは悪い事ではありませんし、気の置けない仲間との会話は楽しい
ですが、時には視線を上げて、これからのことを...。鴻鵠の志を持って...。