写真、一般的に言うところ、メザシ...。厳密に言うと、目ではなく頬から刺しているので、
銚子では頬刺し(訛ってホオザシ)と...。ちょっと前まで、庶民的な食べ物の代表格。栄養
があって、美味しくて、しかも安価...。幼少期の記憶では絶対に食べたくなかったもの...。
私の幼少期(40年以上前ですが)、銚子市内いたるところでイワシの頬刺し作られていて
大人がこれを美味そうに、酒の肴にしていた姿思い出します。これのどこが美味しいのか
サッパリ分からず、この味が分からないうちはお前もガキだと言われた...。そんな思い出が...。
一般的にメザシ等はセグロ(カタクチイワシ)で作るのですが、あれだけいたセグロ...。
ここ数年、その姿を見ておりません。これも魚種交代の局面なのかもしれません。写真は
マイワシ、小羽(こば)と呼ばれる小さなものを使用しております...。
メザシのような庶民派の食べ物だったもの...。過去形で語るのは寂しいですが、確かに
貴重品になりつつあります。メザシを酒の肴に...この贅沢に気付いた時にセグロがいない。
何事もそうなのかもしれません。限りある資源という事、もっと真剣に考えねば...。