銚子・角巳之・三代目

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ソゲ(煮付け)

2021年03月25日 | 銚子のうまいもの

食品販売に際しては、美味しいものより、美味しそうなもの...が売れる。これ名言であり、ある意味
真理であります。そして値段も味のうち...。これまた名言であり、真理...。さて写真は銚子某所・有名
な魚料理店さんで出てきたソゲの煮付け...。ソゲとはヒラメの幼魚で銚子では馴染み深いもの...。

関西の友人が来るたびビックリする色...。うどん、そばもそうでしたが、こんなに濃くて関東人の舌
はどうなっとるんや...と。いつものお決まりの掛け合いであります。が、食べれば案外いけるな...と。
負けを認めない関西人め...と。銚子は紀州・和歌山の移民の末裔...。言葉と裏腹に何故か気が合うのです。

日本全国それぞれに郷土料理があり、地元で獲れる産物がその基礎にある訳です。銚子は魚、野菜
肉...と素材が揃っておりますが、忘れてならないもの醤油...。醤油の発祥地、紀州・和歌山を祖とする
醸造業(醤油など)があり、地域の風土と相まって食べ物の味(色)が出て参ります。

銚子の味(色)は濃くて、甘く、しょっぱい...。非常に分かりやすい味ですが、これも地域の気候・風土
とともに醸成されてきたもの...。写真の煮付けですが、食べ終わった後、お湯掛けて飲む人もいる...。
美味しそうに見えるかどうかは別にして、食べれば間違いなく美味しい...そんな銚子の煮魚であります。