銚子・角巳之・三代目

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銚子半島駅伝2007

2007年01月16日 | 銚子の風景

100_1050 先日の日曜日はスッカリ銚子の新春の風物詩になっております中学校“銚子半島駅伝”が開催されました。銚子半島一周20数kmを8区で繋ぐ。今回で58回目。私が生まれる遥か前から開催されております。参加校は70校を越え、県内外から精鋭が集っておりました。私は8区の誘導係(立っていただけですが)を仰せつかっていたので、他の区間の様子は良く分かりませんが、ゴール直前の8区を懸命に走る中学生ランナーを見るに、感動せずにはいられない。そんな心境でありました。写真は閉会式の模様。集っていた中学生達、挨拶はきちんとするし、礼儀正しいし、本当に見ていて気持ちが良かったです。この半島駅伝が終わると銚子の正月ムードは完全に一掃され、また新たな日常が始まります。それにしても、昨日はイベントが多かった。犬吠埼で行われていた銚子電鉄応援イベントには千葉ロッテの選手が駆け付け、数千名のサポーターが集ったようです。この詳細はいずれ。


水揚げ日本一!

2007年01月15日 | 日記・エッセイ・コラム

100_1032 銚子港の(昨年の)水揚げ量が日本一となりました。水揚げ量は約26万㌧。水揚げはサバ、アジ、イワシといった庶民派が中心。400g前後のサバや100g前後のイワシの積み重ねが26万㌧ですから、いったい何尾揚がったことでしょう。今の時期の銚子港に約15万羽いると言われているカモメたち。彼ら、彼女らも満腹、満腹で春に北へ飛び立てるんだろうかと思うくらいの肥満体も良く見かけます。昨年は写真のように、水揚げ待ちで漁船が洋上待機している姿を良く見かけました。巨大な銚子港をしても接岸できないくらい多くの漁船が集っていたからです。さてこの水揚げ量、銚子や焼津、八戸、境港...と足していくと、上位10ケ所くらいで日本の全水揚げ量の約半分を占めております。26万㌧という数字は非常に大きく捉えどころがありませんが、銚子港の30年前の水揚げが100万㌧近くあったことを考えると、日本の水揚げ量は激減していると言う傾向値はご理解頂けるかもしれません。水産物の自給率は昭和39年の113%をピークに減少を続け、現在は50%前後まで落ち込んでおります。海外依存度が高まりながら、世界各国で日本食が見直されたり、中国の台頭などがあり、日本は水産物市場で“買い負け”という状況が続いているようです。そんな状況下での水揚げ日本一ですが、実は輸出も増えている....。“グローカル”という言葉があります。“地球規模で考えて地域で行動しよう”という造語ですが、まさに銚子がそれ。銚子から世界の食品流通や食糧事情が見えて参ります。


タコ

2007年01月14日 | 銚子の魚

100_1035 写真はマダコなのか、水ダコなのか。もしかしたらヤナギダコかも。タコの区別、私は未だハッキリしておりません。以前掲載しましたヤナギダコはタコの専門家が茹でて持ってきてくれたものでして....。判断の手掛かりは、茨城県沖が魚場、底引き船でボタンエビ、イバラガニ等を捕獲した深い海(水深800メートルくらい)であること。あとは見た目。さて、これはどちらでしょうか?.....。タコですが、底引きに入ってくるものと、蛸壺で獲ったものがありますが、蛸壺の方が当然の事ながら体の損傷が少なく、価値が高いとされております。一般に流通しているタコは殆ど輸入品。前浜のタコは本当に貴重品です。


イバラガニ

2007年01月13日 | 銚子の魚

100_1033 写真は恐らくイバラガニ。恐らくと書いたのは、同種のカニをタラバガニと呼んだり、イバラガニモドキと呼んだりする地域があるからです。正式名称はタラバガニ科のイバラガニだそうですが、細かな事はともかく、市場の魚博士に聞くと甘みがあり美味しいカニであることは間違いないのだそうです。タラバガニと言えば数年前、非常に似通っているアブラガニをタラバガニと偽って販売云々という事が喧伝されましたが、最近はどうなんでしょうか?アブラガニもイバラガニもタラバガニの仲間.....。ややこしいですが、ウソはいけません。ただ、特定の魚(甲殻類、貝類なども)ばかり注目されたり、煽ったりされるのが偽装の一因。賢い消費者の方は本名や氏素性を知らせてくれて、食べ方提案などをしてくれる魚屋さんでお買い求め下さい。銚子には90軒以上の魚屋さんがあり、いずれもプロ揃い(中には“神”の領域にいる方も)。何処で聞いてもその魚の氏素性や美味しい食べ方の提案をしてくれます。


イシダイ

2007年01月12日 | 銚子の魚

100_0012_1 100_1029_1 写真左がイシダイの幼魚。右が成魚です。幼魚のうちは白黒の縦縞がハッキリしておりますが、成魚になるにつれ縞模様が消えて行きます。代わって口の周りだけがハッキリと黒くなります。この魚、高級魚の扱いで、磯釣り好きにとって垂涎(すいえん:ヨダレが出るほど食べたい、手に入れたい)の魚。銚子・犬吠埼下の磯はこのイシダイの一級ポイント。ただ非常に危険な場所なので要注意。地元の釣具屋さん等で情報を聞き、危険だと言われたら絶対に近づかない方が良いです。九十九里沿岸の磯ではイシダイ釣りの方法に様々な特徴があります。金魚や果物をエサにする人もいますし、サザエを殻ごとエサにする場合も。成魚の歯やアゴは物凄く強く、サザエを殻ごと噛み砕いてしまうのだそうです。確かに成魚の口周りは強そうで、おっかない(銚子弁で怖そうな)顔をしております。


葉ボタン

2007年01月11日 | 

100_1004 これキャベツですか?と質問し、失笑を買いました....。これは葉ボタンと言うそうです。キャベツと言ってもあながち間違いではなく、キャベツの仲間なんだそうです。アブラナ科の多年草で、今の季節が旬。12月から1月に掛けて綺麗な姿を見せてくれると言っておりました。欧州原産で日本には明治時代頃に入ってきて、公園等でよく栽培されているとか。そう言えば公園などで見かけた事があるような....。自然だ、花だ、食べ物だと言っても知らないことばかり。本当、勉強になります。


連載400回!

2007年01月10日 | ブログ

100_0999 本日、連載400回を迎えました。皆さんありがとうございます。先日の爆弾低気圧や特定外来生物の話など、今までの自分だったらこんなに関心を持っただろうかと自問しております。統一地方選の話や食べ物の話なども。確かに刺激の少ない地方都市でありますが、そろそろこんな生活も丸2年を迎えようとしている今日この頃、何かが自分の中で変り始めているのを感じています。それが何かは分かりませんが、先行きの漠然とした不安よりも、ワクワク感の方が強い。根拠の無い自信で現実を直視できない馬鹿者か?とも思ったりしますが、それでもワクワクする。から元気も元気のうち。あそこに行ったら元気になる。そういう街を銚子は志向しているようです。銚子の人間もそうありたいと思っております。たとえ、から元気でも。ただ不思議なもので、から元気はいつのまにか本物の元気に変って行くことが多い。これまた体育会気質の楽観論かも.....。とにかく400回。今後も地道に元気の素を探します。


関東平野

2007年01月09日 | 利根川シリーズ

100_1007 昨日は印旛の直売所さんの“餅まき”に勇んで参加するはずが、諸事情あって遅刻して、肝心の“餅まき”には参加できず.....。“ツミレ汁”飲んで、アユ食べてきました。昨日のツミレ汁は聖護院大根と一緒に煮込んでありました。聖護院大根というと千枚漬しか思い出せませんでしたが、この大根、煮物にすると甘みが増し、絶品の印旛ネギと相俟って、言葉で表現するのが難しいくらい奥深い味を醸し出します。聖護院大根(青首のように細長くなくて、ブクッとしたヤツです...上手く表現できずにすいません)を見つけたら、ツミレ汁かおでんにしてみて下さい。百聞は一食に如かずです。さて当日は、あまりに筑波山が綺麗に見えたので、筑波山神社~大杉神社とお参りしてきました。写真は筑波山中腹からみた関東平野。写真の技術がもっとあれば、あの臨場感を伝えられたのに。と残念ですが、これは絶景でありました。この関東平野を貫いて坂東太郎(利根川)が流れております。海の豪快な風景も良いですが、山の風景も心が洗われるようでありました。


特定外来生物!

2007年01月08日 | 利根川シリーズ

100_0997 “爆弾”低気圧の影響で昨日の銚子は晴天ながら立っていられないほどの暴風。写真は利根川河口、茨城県波崎から銚子を撮ったものですが、川面の水が暴風に巻き上げられ、雨が降ったような状況になってました。温暖化の影響もあるらしいのですが、最近、自然の営みが何か変だぞ。そう思わざるを得ない状況に度々遭遇します。さて本日は、そんな自然の異変の一つ。特定外来生物のお話。日本には元々生息していなかったが、誰かが持ち込んだ、あるいは流れ着いた。という理由で外来種が増え、生態系に大きな影響を及ぼしている。という話を良く聞きます。ブラックバスなどが象徴例にされておりますが、この度、これら特定外来生物の監視を行っている、神奈川県伊勢原市の向上(こうじょう)高校、生物部の園原先生から連絡を頂きました。園原先生にはひょんな事から面識を得て、色々とご指導頂いております。先生によると、カワヒバリガイ(特定外来生物に指定)という貝が関東で発見され、利根川全域に拡散する危険性があるのだそうです。上流の群馬県などでは、カワヒバリガイの大発生で農業用水や水道水のパイプが詰まったり、破損したりして、除去作業に莫大な経費と労力が費やされているとか。さらに生態系への影響が憂慮されております。まずは関心を持つ事が重要だと思います。私は専門家では有りませんが、弊ブログでも今年はこれら問題も追いかけてみようと思っております。ご興味のある方はご一報下さい。以下は向上高校・生物部さんのHPです。http://www.kojo.ac.jp/club-bio/


遺跡群

2007年01月07日 | 日記・エッセイ・コラム

100_0757 銚子の地べたを掘ると、遺跡群がゴロゴロ出てきます。海岸や利根川近くのキャベツ畑の下などかなりの遺跡が眠っているようです。私が高校生の時、市立銚子高校の近くのキャベツ畑から1200年以上前と言われる遺跡が出ました。粟島台遺跡(あわしまだい:銚子にある有名な遺跡です)以来の大型発掘と言われ、高校生の夏休み、部活が終わってから仲間と遺跡堀りのアルバイトした事を思い出します。遺跡の発掘というと、ハケを使って繊細な作業。出来るかな~。と思っていたら先生方からお前らはあっちで猫押し。と言われました。猫押しって何だと思っていたら、土砂を一輪車に乗せて、ひたすら裏山に捨てに行く作業....。責任者は歴史のK先生。進学校でありながら受験のための日本史に全く興味なし。夏休みまでには鎌倉時代くらいまで終わっていなければならないはずなのに、ずーっと専門の古代。歴史はロマンである。とおっしゃってました。おかしいんじゃねえの。と言う声もかなり聞こえましたが、私はこの先生の影響で歴史が好きになった一人であります。この遺跡は1200年前との事でしたが、銚子で発掘されたのは“たて穴式住居”でありました。1200年前と言うと、鳴くよ(794)ウグイス平安京の頃。中央で平安文化華やかかりし頃、地方の生活は原始人並みか....。格差社会と言われる昨今、銚子はたて穴式住居のままじゃねえしな~。と思ったりしています。格差と言うか、価値観の相違と言うか...。他の場所と比較して無いものを嘆くより、カメラ片手にあるもの探し。今年もこれを継続します。


地震倒壊ゼロ

2007年01月06日 | 日記・エッセイ・コラム

100_0994_1 銚子は今まで地震による家屋倒壊がゼロなのだそうです。そう言えば、銚子周辺で地震が起こり、各地からお見舞いの電話など頂いた時も、相手が拍子抜けするほど影響が軽微。何故なんだろうと気にも留めておりませんでしたが、これ銚子の地盤が物凄く強い事に起因しているのだそうです。犬吠埼周辺には白亜紀の堆積物が残っていたり、銚子の至る所に見える断層や堆積物は日本という国の地質上の特徴を知る上で非常に大きな手掛かりとなるのだそうです。これまたそう言えば、高校の地学の授業で先生がそんな事を言っていたような....。地盤の強さを生かして、何でも銚子は東京都中央区と防災協定を結ぶんだそうです。東京で一大事があった場合、銚子が避難場所になったり緊急物資の手配・保管庫になったりするのだとか。これまた銚子の魅力の産物。目に見える風景とか、食べ物だけでなく“地べた”も魅力になるんですね。考えた人は凄いです。食糧基地であり、一大事の時の避難場所。東京~埼玉~群馬へと伸びる坂東太郎(利根川)も、新たな価値を見出されていくと思います(環境負荷の少ない水運業の復活とか)。銚子は利根川の終点です。水は高きより低いところに流れ、上流から下流を目指しますが、本年も下流域より上流に向けて情報発信して参ります。


自給率250%!

2007年01月05日 | 日記・エッセイ・コラム

100_0972 銚子の魅力....。豪快な海岸線、温暖な気候、ちょっと(かなり?)お節介で口は悪いけれど、情の深い人々...。そして新鮮な魚や野菜...、思いつくままに書きました。銚子観光に来られた方々に聞くと一番の楽しみはやはり魚を始めとした“美味しいもの”らしい。確かに銚子には美味しいものが沢山あります。さてこの食べ物ですが、銚子はカロリーベースで自給率250%の街なのだそうです。人間が一日に食べるものをカロリー換算(2000キロカロリーとか)し、食材の生産力に当てはめて計算されたもの。日本の自給率は40%前後と言われていますが、この250%という数字、裏を返すと地域内の生産力が半分になって、輸入ゼロでも、地域内の人が腹一杯食べて尚余るという事。現実的にはこれら食材を販売して生計を立てている訳ですから、荒唐無稽な話と映るでしょうが、自給率が100%を割ったら自立国家としてみなさない。というのが世界の趨勢。食糧基地としての銚子という大きな使命を感じます。金額に換算すると自給率は700%を超えるとか。この数字は地域内の食材にまだまだ価値を見出されていないものが多いという証拠。今年はそれらを徹底的に掘り起こしたいと思います。ちなみに東京都の自給率はカロリーベースで1%未満。考えても見れば当たり前の事ですが、この当たり前がクセ者。これが生産と消費の距離を遠くしてしまい、食育という事を国全体で考えなければならないほど大きな問題となってしまった一因かと思います。


市民力

2007年01月04日 | 日記・エッセイ・コラム

100_0971 本年、平成19年度は統一地方選挙の年、銚子でも県議・市議選です。夕張の一件から、地方都市の財政状態は本当のところどうなんだ?とか、俺らが街は大丈夫なのか?と言った漠然とした不安が広がっております。TVなどで、俺らが知らないところで勝手に借金作って、市民の皆さんご理解を....。ふざけんな....。こういう場面を幾度と無く見ました。綺麗ごとを言うつもりはありませんが、市民の代表を選んだのもまた市民。1票を行使しない方々も....。政治の話をすると、自分の商売も満足に出来ねえくせに何言ってやがる。とか言われたり、そんなのは物好きのすることだとか、そんな声が聞こえて参りますが、地方都市においてこれら問題は生活に直結する重大問題であります。中心市街地の空洞化にもかかわらず、郊外への更なる大型店の出店表明、市立病院、銚子電鉄の存続....、問題山積です。今年は各地で市民力が試される年になると思います。都会は2007年問題(団塊世代の大量定年)で人手不足。過疎の街なんか捨てて都会に行けば良いし、近隣の街は工場を誘致して雇用が増え、諸手当も充実しているからそこに移住しよう....。周囲で良く聞く言葉です。そんな中で都会からUターンしてきた馬鹿者の一人として申し上げますと、銚子はまだまだ捨てたもんじゃない。これ強がりでも何でもなく、心からそう思います。明日から1年半が経過して感じる銚子の魅力を掲載します。写真は年末の第一漁港。宮崎・高知を主力とする延縄船団が集結しておりました。


イノシシ年!

2007年01月03日 | 日記・エッセイ・コラム

100_0989 今年はイノシシ年。アジア各国にはそれぞれ日本と同じような“干支”の考え方があって、子、丑、辰、巳....、とあるのですが、最後のイノシシは中国、台湾などでは豚になる事が多い。写真は12年前のイノシシ年の時に豚肉担当をしていて、仕事で台湾を訪れた時に購入したもの。豚は多産であることから“幸多し”に通じ、世界各国で幸運の動物として大切にされております。ちなみにイノシシは豚の先祖。豚はイノシシが家畜化されたものと捉える事が出来ます。で、イノシシ年。皆さんにとって幸多い年になりますように。


初日の出

2007年01月02日 | 日記・エッセイ・コラム

100_0985 昨日の朝は久しぶりに綺麗な日の出が拝めました。私は犬吠埼ではなくて、利根川河口から見ていましたが、とても清々しい朝でありました。本日は中学と高校のOB会。本年から学校の再編成が始まります。母校の市立銚子高校と市立銚子西高校が合併。県立銚子高校は共学に(今まで女子高でした)そして野球で有名な銚子商業と銚子水産が合併。少子化、過疎化の影響は避けられませんが、それでもOB会となると多数の方々が各地よりいらっしゃいます。東京などから仲間が帰ってきて、大晦日に集合して新年を迎え、そのまま日の出を見に行って一時解散。翌日は朝からOB会....。一年で一番疲れる時かもしれませんが、同じ時間を共有した仲間との再会は、新たな活力源でもあります。