銚子・角巳之・三代目

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臥龍(がりゅう)の藤・開花前

2006年04月19日 | 銚子の風景

000_0995 これは地元で妙見(みょうけん)様と呼ばれている海上山妙福寺の藤の花。臥龍(がりゅう)の藤と呼ばれています。龍が臥せっている(根の部分)形に似ているからだそうです。。樹齢は750年以上、平安時代に京都から移植されたと書いてありました。今はまだご覧の通りですが、開花は5月中頃のようです。このお寺、隣に幼稚園が併設されていて、実は私はそこの卒園生です(30年以上前の話ですが...)妙福寺は日蓮宗の名刹。千葉県は日蓮上人ご生誕の地で、日蓮宗のお寺が多いのですが、沿岸部は真言宗が多いです。弘法大師伝説も至る所にあります。これまた黒潮の関係だと思います。このお寺はもともと真言宗のお寺だったようですが、1700年代に改宗。今日に至ります。このお寺のすぐ近くにヤマサ醤油の本社・工場があります。臥龍の藤の花が満開になった頃、ヤマサの工場から大豆発酵の匂いが充満し、魚市場にはイワシが溢れかえっていた。子供の頃の記憶です。今でも大豆発酵の匂いを嗅ぐと懐かしさがこみ上げて参ります。これも季節感。藤の花が終わり梅雨を迎えた頃、銚子のイワシは入梅(にゅうばい)イワシと言って、1年で最も美味しいといわれる季節になります。さて臥龍の藤。開花したらまた掲載します。