銚子・角巳之・三代目

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木国会(もっこくかい)①

2023年05月19日 | 日記・エッセイ・コラム

高野山・東京別院にて、今年はご縁あれば和歌山へ...と。千葉と和歌山の黒潮による歴史的な
繋がりに付いては、本ブログにて度々掲載させて頂いております。先日、銚子駅近くの妙福寺
(銚子の妙見様)入り口にて、その由来を示す碑を眺めて参りました...。

銚子に木国会(もっこくかい)という存在があります。紀州・和歌山に祖先をもつ銚子(周辺地域)
在住者の集まり。年会費などはなく、紀州にルーツを持つ代表格、ヤマサ醤油さん内に事務局が
あるとのことです。明治30年代に結成され、碑は明治36年建立と書いてありました...。

毎年5月に慰霊祭。紀州・和歌山から遠く離れた銚子の地で祖先を想い、長い間法要が営まれて
いること、その結びつきの強さを物語っております。時の最先端地・関西の方々の知見によって
銚子に近代的な漁港、漁法がもたらされ、醸造業、利根川による海上交通など大いに栄えた...と。

始まりは今から400年くらい昔のこと。関ヶ原から家康の江戸入府...、幕藩体制の基礎が作られ
ていた時代です。当時の紀州、今の三重県の一部も含まれ、そこには銘木の産地がずらり。江戸
では旺盛な建築需要あり、紀州の銘木は江戸に次々と運ばれて...(続きは次回に)