銚子・角巳之・三代目

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

上総広常...。

2022年03月08日 | 日記・エッセイ・コラム

玉前神社の境内に、地域(上総)の豪族・上総広常の祈願碑があります。上総広常...、大河ドラマ
鎌倉殿...では、石橋山で敗れ海を渡って上総の国に逃れた頼朝に謁見し、味方となり平氏への反転
攻勢に中心的な役割を担った人物として描かれております。史実のようです。

碑(写真)は頼朝の祈願成就と東国泰平のために広常が寄進したものと伝わっております。
源氏の棟梁と言いながら頼朝は流人。僅かな手勢で命からがら逃げ延びて...。広常の軍勢は2万
もの大軍勢...。恩を売ってやろう..。駆け引きしてやろう..。そんな気持ちもあったのでしょうか。

世の中は平家の全盛期。頼朝に一目会って大将の器量を感じなければ、殺してしまおうとした
らしいのです。加勢してやる...そんな横柄な態度が参陣の遅れとなり、頼朝の怒りを買うことと
なる...。そこに広常は、頼朝の大将としての器を見出し、以降頼朝を主人として付き従った....と。

鎌倉幕府樹立に多大な貢献をするも、誤解されやすい性格だったようで、後日謀反の疑いを掛け
られ殺害される。後に広常(写真)の祈願文を読み、冤罪であったことを知った頼朝は嘆いた...。
今も昔も...、人生には皮肉な一面があるものです...。写真下は玉前神社・御神水であります。