銚子・角巳之・三代目

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漁労長①

2022年03月15日 | 日記・エッセイ・コラム

過去において何度か掲載しました、漁労長(ぎょろうちょう)の仕事について...。この漁労長
の一声によって網が入れられ、乗組員の生活はこの漁労長の一声にすべてが掛かっている...。
一般的に船の航行安全すべての責任が船長なら、漁労長は特に“漁”そのものの全責任...。

この漁労長の仕事、実力主義の外資系職員や、結果が全てのプロスポーツ選手に似ております。
とにかく結果がすべて(獲れたか?獲れなかったか?)なのですが、その過程における努力には
凄まじいものがあります。努力しましたがダメでした...。これが通用しない厳しい世界。

私の祖父の弟(とっくに他界しておりますが)が、かつて銚子の大型漁船の漁労長...。いつも
お小遣いをくれる温厚なおじいさんと言う印象でしたが、周囲の乗組員の方々に聞くと鬼その
ものであった...と。鬼にも仏にもなって自らのバランスを取りながら過ごしていたのでしょう。

最近ふと、この漁労長(という仕事)のこと思い出しました...。サバ、イワシが主力の銚子港
でありますが、今年に入って不漁続き...。主力のサバの1月水揚げは前年比で42%減、2月
に至っては時化が多かったということもありますが同88%減...と(続きは次回に)