銚子・角巳之・三代目

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サバ切れ...。

2022年03月13日 | 日記・エッセイ・コラム

銚子の漁業・水産業者の間で、そろそろサバが切れてきたか...。そんな会話が良く出るように
なりました。サバ切れ...、サバの加工のことではなく、水揚げが減ってきた。30年前の状況
に戻ってしまうかもしれない...とうことであります。30年前、銚子港ではサバが全く揚がらず...。

毎度掲載しております、魚種交代ということであります。銚子港の過去30年の水揚げ統計を
見ると、ほぼ15年周期で魚種交代が起こっていることがハッキリと見て取れます。30年前
にサバが切れ、15年前にイワシ、現在サンマ...。何かが切れれば何かが増えていたのですが...。

データ上、サンマの魚種交代は約6年前に始まっております。銚子港のサンマ水揚げ6年前、
約2万トン/年間、昨年約500㌧/年...。そこに外国船による大量漁獲等、様々な要素を鑑み
ると、サンマの不漁はあと10年くらい続く(あくまでデータ上の話ですが)...。

サバの豊漁は15年以上続いております。現在、銚子港の大部分を占めるサバでありますから、
これが切れること、地域の死活問題なのですが、データを見れば悲観的な数字を想起せざるを
得ない...。不漁となってからでは遅く、好調時こそ “常に備えあり” であります。