銚子・角巳之・三代目

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醍醐味!

2020年05月22日 | 日記・エッセイ・コラム

過日、銚子某所・牧場にて...。折しも大雨の最中で、横着して車の中から牛さん方を撮影したら、ちょうど目の
所にパイプが映ってしまい...。何か悪い事でもしたかのような構図...。ただ私の写真技術の稚拙さゆえのこと、
牛さん方ご容赦を...。午前8時頃、外は大雨でして、牛さん方、身を縮めて休んでおりました...。

写真は今、何かと騒がれている牛乳を産出してくれる牛さん(ホルスタイン種)であります。学校給食の停止で
牛乳が大量に余ってしまい、各地で無償提供の話題、こと欠きません...。チーズやバターにすれば?とのことですが、
メーカーさんに聞くと、工場の能力を遥かに超える数量なので...と。需給調整、本当に難しいです。

乳製品は洋食メニューのイメージが強いですが、日本人と乳製品の関係は非常に古く、平安時代以前に遡るようです。
加工度が上がるに従って、生乳から酪(乳飲料)⇒生蘇・熟蘇(チーズ・ヨーグルト)⇒醍醐と、最上位の醍醐は
醍醐味(だいごみ)と言う言葉の語源にもなり、現在の商品に例えると、カルピス(のようなもの)じゃないかと。

生乳から醍醐に至る、5つの段階が仏教用語、五味相生(ごみそうしょう)のたとえ。と称されるもので、乳製品の
加工度が上がり、熟成が進んで醍醐(最上級の味)に至るように、人間もまた様々な経験を積んで、人生の醍醐味を
味わえるよう精進しなさいと言う事でしょう。本日は、こんな時期でも仕事を全うしている牛さんと酪農家の方々に感謝を。