銚子・角巳之・三代目

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頭の黒いカモメ...。

2020年05月06日 | 銚子のカモメ

本日も写真がピンボケしてしまい申し訳ありません...。折からの強風で、カモメの動くスピードに付いて行けず...。
写真上の先頭を飛んでいるカモメ...。明らかに他とは違い、何とかカメラに収めようとしましたが...。このカモメ、
近くにいた専門家の方々に聞いたら、ズグロ(頭黒)カモメか、ユリ(百合)カモメ...。恐らくユリカモメだろう...と。

ユリカモメ...。過去に何度か掲載しておりますが、明らかに姿が違う...。これまた専門家に聞いたところ、頭が黒く
なるのは、ユリカモメが次の飛来地に飛び立つ前のサイン...。夏の羽に切り替わるタイミングだったのではとのこと
でありました。それで初めて知りました...、ユリカモメは渡り鳥だったのです...。

名にし負わば・いざ言問はむ都鳥・わが思う人は・ありやなしやと...。在原業平の有名な句...。京の都から東国に来た
業平は、都のことが恋しくなっていた..。そんな時、見慣れない鳥を見付け、それが都鳥であると聞かされる。都を
名乗る鳥ならば、京に残してきた愛しい人が元気かどうか教えておくれ....。その都鳥の正体はユリカモメ...。

これまた、だから何よ...。と言われそうな話なんですが、当の本人(私)にとっては、ささやかな感動であります...。
写真下、飛んでいる鳥たち...、まとめてカモメと言っておりますが、実に沢山の種類と生態(生まれた場所で過ごす
もの、渡って行くもの)があるものです。一つに見える構図も、実は多様性の宝庫...。文学・歴史ロマンにも繋がる訳でして...。