銚子・角巳之・三代目

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タイのタイ

2006年02月17日 | 魚の胸ビレの骨

000_0714 俗に“タイ(鯛)”の“タイ(鯛)”と呼ばれるものがあります。“鯛(タイ)”の胸ビレのところに付いている骨が、あたかも鯛の形ソックリであることに由来しているようです。最近、小学生を中心に“食育”の重要性が叫ばれていますが、ややもすれば堅い話になりがちな食育に、このタイ(鯛)の鯛(タイ)を探せ。などという楽しみの要素を盛り込みながら取り組んでいる地域があると聞きました。自分でもやってみましたがこれは面白いです。タイ(骨)を探しているうちに気が付くと身は残さず綺麗に食べるので無駄がありませんし、学習には楽しみの要素があると効果100倍とも思います。写真は鯛ではなく、先般のバラメヌキですが、実はタイ(鯛)だけでなく、すべての魚に同様な魚の格好をした骨が付いている事が判明しました。写真で言うとさしずめメヌキのメヌキでしょうか。魚文化が発達した地域では、この骨を持っていると幸運が訪れるとか、様々な言い伝えもあるようです。その言い伝えの由来を調べると郷土史、魚を残さず食べて栄養学、何よりも骨は邪魔なものでなく、生き物には必ずあるもの。という根本的なことが分かる。ことだけでも計り知れない効果であると思います。聞くところによると、これら骨のコレクターもいるようで。明日はキンメ鯛のキンメ鯛を掲載する事にします。