写真は赤ムツ。日本海側では“ノドグロ”と呼ばれている魚。日本海の赤い宝石とも呼ばれていると聞きました。太平洋で赤い宝石と呼ばれているのはキンキらしい。このキンキも“ノドグロ”と呼ばれることがあります。ユメカサゴというカサゴ(これも赤い魚です)の仲間を“ノドグロ”と呼ぶところもあるようです。旅番組などでノドグロ、ノドグロと良くやっているので、ノドグロという魚がいると思っておりました。何故ノドグロか?というと、口の中が黒いからだそうです。たしかに黒いです。因みに先日のバラメヌキ。捌いてみたら腹の中が真っ黒でした(本当です)だったらハラグロか?と思いますが、腹黒ではちょっと...。ですね。詳しくは分かりませんが口や腹の中が黒いのは、これら魚が深いところに生息している事に起因しているのではないか?と思います。地域それぞれ魚の呼び名が違っており、その呼び名は地域の文化と大きく関係しております。生物学的な分類だけでは野暮と言うもので、その地域で呼ばれている名前こそが一番正しい。そう思っています。ただアイスランド産の赤魚。何か上記の魚を連想させるような紛らわしさが未だに払拭できません。魚文化が継承されているところは問題ないのでしょうが、首都圏のお客さんは迷うだろうな?と思います。写真の赤ムツは赤い宝石と呼ばれる魚。地元でもなかなか食べられない超高級魚になっています。刺身でよし、煮て良し。干物にするとさらに美味い気がします。最近銚子でも“売り物”と“食べ物”の区別が出てきたようです。赤ムツは完全に“売り物”になってますね。続きは明日。