今季メジャー初戦となるゴルフの祭典《マスターズ》が開幕した。首位に立ったのは1イーグル5バーディ、2ボギーの「67」、5アンダーで回ったイム・ソンジェ(韓国)。3月の《ザ・プレーヤーズ選手権》をはじめ今季2勝と好調のC・スミス(オーストラリア)が1打差2位。オーガスタでは11月開催だった2020年大会でイムとともに2位に入っている。世界ランキング1位のS・シェフラーが20年大会覇者のD・ジョンソン、16年大会覇者のD・ウィレット(イングランド)、H・ニーマン(チリ)と並ぶ3アンダー3位の好発進となった。自動車事故による長期離脱から20年11月以来のツアー復帰となったT・ウッズは3バーディ、2ボギーの「71」と上々のカムバック。前年2位のW・ザラトリスらと同じ1アンダー10位につけた。大会史上4人目の連覇を目指す松山英樹は3バーディ、3ボギーの「72」でホールアウト。世界アマチュアランキング1位の中島啓太(日体大)も3バーディ、3ボギーと堂々のパープレーで回り、松山、S・ガルシア(スペイン)、C・シュワルツェル(南アフリカ)といった歴代チャンピオンと並ぶ19位タイ。6人が出場しているアマチュア選手のトップに立って記念すべき初ラウンドを終えた。生涯グランドスラムがかかるR・マキロイ(北アイルランド)はC・モリカワらとともに1オーバー31位。3年ぶり2回目の出場となった金谷拓実は3バーディ、6ボギーの「75」。3オーバー60位から、まずは50位タイの予選通過ラインを目指す。
今日一番驚いたのはT・ウッズの1アンダー。歩くのもしんどそうで、グリーンのライン読みもしゃがめないほどの足ながらでこのスコア。右足に負担がかからないドライバーで飛距離はでないが、逆にアイアンはキレキレ。さすがタイガーである。ただ正直あの足を見ていたら、2日目のプレーも大変そうで、予選通過もままならないかもしれない。しかし世界中のタイガーファンの為に、1ホールでも長くプレーしてほしいものだ。日本勢では松山が何とか間に合った感じだったが、度重なるピンチもアプローチとパターで凌ぎきった。首の状態は万全ではないだろうが、ディフェンディングチャンピオンとして最後まで頑張ってほしい。それから落ち着いたプレーで立派だったのは中島。今日はいつものグリーンの速さではなかったので、グリーンが速くなったらどうかわからないが、初出場でこの位置は立派である。是非ベストアマを目指してほしい。一方金谷はこんなにショットがブレる選手だっけと思うほど後半だったが、それでも2オーバーなら十分巻き返しが利くはず。予選突破を目指してほしい。初日を見て◎はD・ジョンソン、〇にカントレー、▲シェフラー、(注)サラトリス、△ホブラン、松山、ニーマン、ガルシア
今日開幕したMLB。ここ数年、日本選手ばかりの放映しか観ていないので、以前みたいに細かい戦力について把握していないが、今年も簡単に順位予想してみる。まずは【ア・リーグ】東地区。ここはオリオールズ以外どこが優勝してもおかしくない。ブックメーカーのオッズではヤンキースのようだが、僕の予想は1位レイズ、2位ヤンキース、3位ブルージェイズ、4位レッドソックス、5位オリオールズ。中地区はホワイトソックスが頭一つ抜け出しており、それをロイヤルズ以外の3チームが追う形。1位ホワイトソックス、2位タイガース、3位ガーディアンズ(インディアンズから変更)、4位ツインズ、5位ロイヤルズ。西地区はアストロズが頭一つ抜け出ているが、日本贔屓で大谷の1位エンジェルスとした。2位アストロズ、3位マリナーズ、ここまでが優勝争いかな。4位アスレチックス、5位レンジャース。一方、【ナ・リーグ】東地区はメッツとブレーブスの争い。1位ブレーブス、2位メッツ、ちょっと差があって3位マーリンズ、4位フィリーズ、5位ナショナルズ。中地区もブリュワーズとカージナルズの争いとみる。1位はブリュワーズ、2位カージナルズ、3位カブス、4位レッズ、5位パイレーツ。西地区は普通に考えればドジャースだが、あえて日本贔屓で1位パドレス。ダルビッシュにサイ・ヤング賞を獲ってもらって優勝を期待したい。2位ドジャース、3位ジャイアンツ、4位ロッキーズ、5位ダイヤモンドバックス。この地区はダイヤモンドバックス以外5割以上もありえそう。それでワールドチャンピオンだが、◎ブレーブス、〇ドジャース、▲アストロズ、(注)ヤンキース、△メッツ、エンジェルス、パドレス、ホワイトソックス。順位とワールドチャンピオンが違うのは、ポストシーズンの強さを加味して…。
競馬の話。それにしても凄い馬主さんである。単勝1.5倍の圧倒的支持を集めたエフフォーリアが9着に沈み、連勝街道をひた走っていた2番人気のジャックドールも5着止まりとなった大波乱の【大阪杯】を制したのはあの勝負服の馬・ポタジェだった。馬主は金子真人ホールディングス(株)。そして鞍上は吉田隼。ちょうど1年前の【桜花賞】でクラシックのタイトルをもぎ取った、白毛のアイドルホース・ソダシとのコンビである。3冠馬ディープインパクトやキングカメハメハ、クロフネといった数々の名馬を所有していた金子真人ホールディングス(株)にとってこれがJRA・GⅠ31勝目(金子真人氏名義を含む)。2017年にGⅠへ昇格した【大阪杯】を制したことで、現在施行されている24のJRA平地GⅠ完全制覇までのマジックを〝4〟とした。偉業達成へ残すは【高松宮記念】、【マイルCS】、【朝日杯FS】、【ホープフルS】。【高松宮記念】は今年終わったものの、まだ3レースは残っている。【マイルCS】にはソダシの出走も考えられるし、【朝日FS】、【ホープフルS】はこれからデビューする馬が控えている。これからも黒、青袖、黄鋸歯形の勝負服から目が離せない。 《金子真人ホールディングス(株)のJRA・GⅠレース別勝ち鞍】は下記の通り。
【フェブラリーS】…06年カネヒキリ、【高松宮記念】…未勝利、【大阪杯】…22年ポタジェ、【桜花賞】…10年アパパネ、21年ソダシ、【皐月賞】…05年ディープインパクト、【天皇賞・春】…06年ディープインパクト、【NHKマイルC】…01年クロフネ、04年キングカメハメハ、07年ピンクカメオ、【ヴィクトリアマイル】…11年アパパネ、【オークス】…10年アパパネ、【ダービー】…04年キングカメハメハ、05年ディープインパクト、16年マカヒキ、18年ワグネリアン、【安田記念】…01年ブラックホーク、 【宝塚記念】…06年ディープインパクト、15年ラブリーデイ、【スプリンターズS】…99年ブラックホーク、【秋華賞】…10年アパパネ、21年アカイトリノムスメ、【菊花賞】…05年ディープインパクト、【天皇賞・秋】…15年ラブリーデイ、【エリザベス女王杯】…01年トゥザヴィクトリー 、【マイルCS】…未勝利、【 ジャパンC】…06年ディープインパクト、【チャンピオンズC(JCダート)】…01年クロフネ、05,08年カネヒキリ、【阪神JF】…09年アパパネ、20年ソダシ 、【朝日杯FS】…未勝利、【ホープフルS】…未勝利 、【有馬記念】…06年ディープインパクト
ディープインパクトとアパパネの存在が大きいが、【ダービー】4勝はあまりにも凄すぎる。
明日の予想。まずは中山メイン【ニュージランドT】。本命は2番ティーカーデン。前走があまりにも酷いレースで過大評価しすぎた感があるが、ポテンシャルはここでは一枚上。相手は1,4,6,7,8,11番。中山10R【船橋S】は6番ジュビリーヘッド。1400mだと長く、1200m専用の馬。単勝より馬券の軸として…。相手は2,4,8,10,11,13,16番。阪神メイン【阪神牝馬S】は2番アンドヴァラナウト。ずっと2000mを使っていたが、僕は1600~1800が良いのでは…と思っていた馬。前走の敗戦で人気が少しでも落ちれば…。相手は3,5,6,8,9,12番。阪神12Rは8番ビーアイフェリペ。前走は前残りの競馬でよく追い上げた。まだ上を目指せる馬でここは通過点。相手は9,12,13,14,15,16番。
今週の一口馬は2頭。ゴールドレガシーが明後日阪神【梅田S】(1800mダート)に、ラブリアージェが同じく阪神1R【3歳未勝利】(1200mダート・牝)に出走する。2頭については明日触れるとして、その前に嬉しい報告をひとつ。4/5に園田【C1・4歳以上特別】(1700mダート)に出走したヴィオマージュが4番人気で勝利を挙げた。鞍上の吉村の提言があったとはいえ、初の1700mにあえて出走という博打的な出走だったが、展開、馬の出来、騎手の判断すべてが嵌っての勝利となった。今回の勝利で中央に戻ることになると思うのだが、1700を走れた事で今後のレース選択に広がりがもてるようになったのは嬉しい。それにしても4歳にして今回が19戦目。その丈夫さには頭が下がる。ヴィオマージュには更なる活躍を期待したい。