さすがに3試合は…。今日のオリックス-ロッテ戦に先発したロッテ・佐々木朗希が5回を6安打2失点、90球でマウンドを降りた。4試合ぶりの登板で被安打を許したが3勝目は手にした。この日の佐々木朗は自己最速タイの164㌔をマークしたが、この日は5四死球と制球に苦しんだ。五回には23イニングぶりに失点したが、それでも快速球と鋭いフォークでゲームメークした。佐々木朗は開幕から中6日でローテで回っており、球数は100球前後で変わることがルールとなっており、予定どおりの降板とみられる。それにしてもしっかりゲームを作るとは大したものである。現状、打撃が不調で勝ち星が上がってこないロッテだが、佐々木朗を含めて投手力はいいのでこれから上昇してくるだろう。
ゴルフの話。国内女子ツアー《フジサンケイレディスクラシック》で最終ラウンドが行われ、単独首位から出た高橋彩華が「69」でプレー。通算12アンダーでツアー初優勝を飾った。通算10アンダー単独2位に藤田さいき、通算7アンダー3位タイに安田祐香、濱田茉優、後藤未有、通算6アンダー6位タイに2週連続優勝を狙った植竹希望、木下彩、小祝さくら、田辺ひかりが入った。前回覇者の稲見萌寧、菅沼菜々、松森彩夏は通算5アンダー10位タイでフィニッシュ。金田久美子は通算3アンダー単独16位、渡邉彩香は通算2アンダー17位タイ、堀琴音は通算イーブンパー25位タイ、横峯さくらは通算4オーバー43位タイで大会を終えた。高橋は、過去9度最終日最終組を経験していたが、優勝には一歩届かず。10度目の挑戦で、黄金世代11人目の頂点にたった。
国内男子ツアー。《ISPS HANDA 欧州・日本、とりあえず今年は日本トーナメント!》最終日。国際スポーツ振興協会(ISPS)所属の23歳・桂川有人が7バーディ・1ボギーの「65」をマーク。トータル24アンダーまで伸ばし、ホスト大会でツアー初優勝を果たした。トータル23アンダー・2位に星野陸也。トータル22アンダー・3位に植竹勇太、トータル20アンダー・4位タイには大西魁斗、片山晋呉が入った。 2週連続優勝を狙った比嘉一貴はトータル19アンダー・6位タイ。ルーキーの河本力はトータル14アンダー・24位タイだった。桂川は1月の《SMBCシンガポールオープン》で2位、3月の国内開幕戦《東建ホームメイトカップ》でプレーオフ惜敗2位だった選手で、この調子を考える今年もっと勝ちそう。
米国女子ツアー《DIOインプラントLAオープン》。日没により順延されていた第2ラウンドの未消化分と第3ラウンドが行われた。 首位タイから出た畑岡奈紗が第3ラウンドを5バーディ、1ボギーの「67」でプレーし、通算11アンダーで単独トップに立った。 2021年《NWアーカンソー選手権》以来となるツアー6勝目に向けて、残り18ホールに臨む。4打差2位にハンナ・グリーン(豪)。通算6アンダー3位に朴仁妃とカン・ヘジ、世界ランク1位のコ・ジンヨンの韓国勢。古江彩佳と笹生優花が通算2オーバー49位。渋野日向子は「71」で回り、通算3オーバー57位で3日目を終えた。畑岡頑張れ!
競馬の話。ルーキーの小牧加矢太(25・・音無厩舎)が今日の福島4R【障害未勝利】(2750m芝)のヴァーダイトでJRA初勝利を飾った。3月19日の初騎乗から7戦目で、同期では角田大河、今村聖奈、西塚洸二、佐々木大輔に次ぐ5人目となった。とりあえず「おめでとう」だが、僕は小牧の勝利より、超良血馬ヴァーダイトが障害戦を走ったことに事態に驚き。障害さえ無難なら相当強くなるのでは…。
今日の重賞を振り返る。東京11Rで行われた【第57回サンケイスポーツ賞フローラS】は、田辺裕信の5番人気エリカヴィータ(美浦・国枝栄厩舎)が重賞初制覇。道中は4番手を追走すると、直線では内からマイシンフォニーとシンシアウィッシュの間を割って抜け出し、逃げたパーソナルハイ(4番人気)を3/4馬身かわして先頭でゴールした。タイムは2分0秒4。2着からさらにハナ差遅れた3着にシンシアウィッシュ(9番人気)が入った。1番人気のルージュスティリアは直線で馬群に沈み、最下位の15着に敗れた。なお、上位2頭が【オークス】の優先出走権を獲得した。
勝ったエリカヴィータは陣営の気持ちが籠ったレースだった。権利の取りのための積極的な田辺の騎乗が功を奏した。血統的には距離は2000mが良さそうだが、陣営は【オークス】もいけるとのこと。どうだろう。2着パーソナルハイも積極的なレースで権利を獲った。ハナに立ったのは正解だった。3着シンシアウィッシュはM.デムーロの思い切った騎乗だったが、逃げ馬を捕まえるのに脚を使った分届かなかった。それでも3着は立派。5着ルージュエヴァイユは力がある。今後も注目したい一頭だ。
エリカヴィータは、父キングカメハメハ、母マルシアーノ(母父フジキセキ)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は三木正浩氏。通算成績3戦2勝。重賞は初制覇。【サンスポ賞フローラS】は国枝栄調教師、田辺裕信ともに初勝利となった。
一方、阪神11Rで行われた【マイラーズC】は、浜中俊の6番人気ソウルラッシュ(牡4歳・池江泰寿厩舎)が後方3番手から一気の差し切りを決めて重賞初制覇。浜中は同レースでJRA通算1100勝を達成した。タイムは1分33秒3。ベステンダンクが後続を引き離し最後の直線も逃げ粘る中、ホウオウアマゾン、ファルコニアの外から伸びてきたソウルラッシュが差し切った。半馬身差の2着にはホウオウアマゾン(1番人気)、さらにクビ差遅れた3着に僕本命のファルコニア(4番人気)が続いた
勝ったソウルラッシュだが、僕が思うより凄い強い勝ち方だった。スタートがイマイチの重賞初挑戦でこれだけ豪快な競馬。この走りなら次のGⅠでも…。2着ホウオウアマゾンは今日のような馬場は得意だし、精一杯の走りはできた。ただ、一頭だけ強い馬がいた。3着ファルコニアも力は出し切っている。ただもう少し馬場が良ければ…。
ソウルラッシュは父ルーラーシップ、母エターナルブーケ、(母父マンハッタンカフェ)という血統。戦績は10戦5勝。
今日の一口馬は期待をすべて裏切ってくれた。まずは東京4Rに出走したウインマカナ。このウインマカナ、ゲート入りで大暴れ、騎手を落とし、放牧してしまった。それでも走った距離が短かかったのでそのまま出走。ただ落ち着くことはなく、レースどころではなく、まずは人馬無事にというところだった。結果11着。ここまで気性面に気を使いながらなんとかここまで来たが、今日の状況を鑑みると、レースに行くのは難しい感じ。このまま引退になりそう。初戦の内容から能力はあると思ったが、この気性だと人も馬も危険な状況になる。仕方ないか…残念。福島6Rにはカルトゥーシュが出走。4番人気でレースもいい位置取りだったが、直線で全く伸びず9着。まだ陣営のコメントが出ていないので、なんでこの結果になったのかわからないが、けががないことを祈る。福島10R【雪うさぎ賞】に出走したのはホワイトターフだったが、結果10着。鞍上の松本大は「スタートでの出負け、申し訳ありません。狭くなったり、行くとこ行くとこ壁で、全くスムーズではありませんでした。2着馬以降との着差が僅かだっただけに、外めの枠が欲しかったというのが正直なところです』とのこと。正直、内枠になったときに嫌な気がしたが…。ただ1200~1400mなら十分勝負になりそう。最後は東京10R【鎌倉S】に出走したジュリオ。こちらも陣営のコメントがまだなので、状況はわからないが、これも内枠が仇になった感じ。内で自慢の脚を全く使えなかった。カルトゥーシュとジュリオのコメントを待ちたい。それにしても今週は7頭出走して馬券になった馬すらいなかった。競馬って本当に難しい!