「最近若者が電車の中で鼻をよく啜るのはジャック・バウワーのまね?」
とんでもないことを思いついたのは、僕の会社の同期で親友のS。それは今週一緒に観にいった『太田プロライブ【月笑】』の後で、デンジャラス、くらげライダーの山崎君らと食事をしていた時のことだ。実はこのライブにゲストとして『24』のジャック・バウワーネタで人気上昇中の“どきどきキャンプ”が出ていたのだが、このS、『24』を観たことがない。よってジャック・バウワーがドラマの中でよく鼻を啜り、貯めに貯めて話をする独特の間を知らないである。それを“どきどきキャンプ”のネタの中で知り、それが客席がウケているものだから、冒頭のことを思ったらしい。
勿論これに対して、安田君や僕らが大きく否定。まず最近の若者がよく鼻を啜るというのが流行っているという事実がなく、『24』自体のブームは当の昔に去っていて(僕や安田君は嵌っていました)、「今頃ジャック・バウワーじゃないだろう」という反論である。まぁこの時はSも「な~んだ、そうなんだ」とこの話は終わったのだが、それから僕は電車に乗っているたびに若者の鼻啜りが気になっている。ひょっとしたら僕の知らないところでジャック・バウワーが流行っていたら・・・んな、わけないか。
で、今回の【月笑】で僕が面白かったのは、刑事コントのトップリード、珍しい本格漫才だった風藤松原、ノッチのおかまキャラが良いデンジャラス、もっと長いネタを観たかったくらげライダーだったのだが、中でもいちばん笑ったのは360°モンキーズのショートコント「フットサル」であった。内容は何であんなに笑ったのかわからないぐらいくだらないネタだったので書かないが「くだらねぇ」と言いつつ大笑いしてしまった。思わずツボに入ったのである。そんな僕を観て前述のSがひと言。「笑ってるお前がくだらねぇ」
あまりオチていない中、明日の予想。まずは中山で行われる【紫苑S】。本命は5番モエレカトリーナ。ここで人気となるだろう3番レッドアゲートは、賞金は十分だし、休み明けを考えると100%の仕上げはないだろう。また血統的に人気が考えられる9番ローザブランカは賞金的に勝負だろうが、前走の勝利は未勝利に0.3秒速いだけとあまり価値がない。ならば昨年のアルコセニョーラと雰囲気が似ているモエレが面白い。高速馬場の新潟で好走した強みは開幕週の中山にはもってこい。そして厩舎は昨年この作戦で成功した畠山重厩舎、相手は前出2頭より、4,5,6番が美味しい。 札幌メイン【エルムS】は4番コンゴウリキシオー。逃げ馬ナンヨーリバーが回避して単騎逃げが期待できる。そうなれば、【かきつばた記念】であの強いリミットレスビットを完封し、【安田記念】も6着に粘っている。1番メイショウトウコンらの仕掛けが少しでも遅れたら、1着もあるだろう。
今週は3日間開催である。昔は3日間も競馬ができると楽しみだったのだが、今では「JRAは僕達からどれだけ巻き上げれば気が済むんだ」という考えに変わってきている。只そう思ってはいても久々にナマの競馬でも観ようかと中山に行くことを考えているのだから、競馬好きの脳裏は理解不可能である。