人生成り行き、馬まかせ(目指せ回収率90%)

好きな言葉は『番狂わせ』。
競馬にドップリ浸かっている還暦オヤジ゛の泣き笑い雑記

今週の一口馬はなんと8頭!

2024-06-07 19:22:49 | Weblog

 まずはゴルフの話題。6/3に《全米オープン》の最終予選会が、全米各地10会場で行われ44の出場権を懸け687人が参戦した。その結果、とても残念なニュースが飛び込んできた。オハイオ州スプリングフィールドCCの予選会で現役最長メジャー出場記録更新中のアダム・スコットがプレーオフの末キャメロン・デービスに敗れ足掛け25年続いたメジャー出場権を逃すことになったのだ。メジャー勝利は13年の《マスターズ》だけだが、連続出場がスタートしたのは01年の《全英オープン》。20代の頃は予選落ちも多かったがこれまで92試合連続でメジャー大会に出場し、うち優勝1回、2位2回、3位3回、トップ10は18回を数える。ただスコットのメジャー連続出場が完全に途切れたわけではない。ウェイティング1番目なので次週欠員が出れば繰り上がりで参戦することができる。ツアー14勝、43歳のベテランにゴルフの神様は微笑んでくれるだろか。

 競馬の話題。JRAは4日、2024年度の顕彰馬記者投票の結果を発表し、20年のクラシック3冠などGⅠ4勝を挙げたコントレイル(牡7)、04年の【日本ダービー】、【NHKマイルC】を制し、種牡馬として数多くのGⅠ馬を送り出して19年にこの世を去ったキングカメハメハ(01年生まれ)が選出された。これで歴代の顕彰馬は37頭。コントレイルは選定候補初年度だった昨年、規定の得票率(75%)まで1票及ばなかったが、今年は有効投票数176票中152票(得票率86.4%)を集めて文句なしの選出となった。また、キングカメハメハは143票(同81.3%)を集めた。コントレイルは父がディープインパクト、母がロードクロサイトという血統で、ノースヒルズの生産馬。前田晋二オーナーが所有した。矢作厩舎に所属し、20年に史上8頭目の3冠馬に輝き、父ディープインパクトとともに父子で無敗の3冠馬となった。現在は社台スタリオンステーションに種牡馬として繫養され、産駒は来年(25年)にデビューする予定。一方、キングカメハメハは父キングマンボ、母マンファスという血統で、ノーザンファームの生産馬。金子真人オーナーが所有した。現役時は松田国英厩舎に所属し、04年に圧倒的な強さで【NHKマイルC】、【ダービー】の“変則2冠”を達成。種牡馬入り後は短距離のロードカナロア、ダービー馬レイデオロ、ドゥラメンテ、3冠牝馬アパパネ、ダートのホッコータルマエ、チュウワウィザードなど多くの活躍馬を送り出し、19年8月にこの世を去った。顕彰馬には過去3年の得票率が21年69%、22年71%、23年65%と75%まであと1歩が続いていたが今回念願の選出となった。僕は両馬とも当然の結果と思っているが、より嬉しいのはキンカメ。現役時代の活躍もそうだが、種牡馬としての活躍は今の日本競馬界を作っているといっても過言ではない。これで既に受賞している子ロードカナロア、その子アーモンドアイに続く形で、父子3代の顕彰馬入りとなった。本当に良かった!おめでとう!

 一方で今年から対象となったオジュウチョウサン(牡13)は得票率が58%(有効投票数176に対し、得票数102)で選定対象初年度の顕彰馬入りはならなかった。同馬はJ・G1を9勝し、ジャンプ界の「絶対王者」と呼ばれ、ファン投票で【有馬記念】にも出走を果たした。障害競走で顕著な成績を残した馬としては、85年グランドマーチス以来2頭目の顕彰馬入りを期待されていたが…まぁまだ来年がある。この他ではブエナビスタ(45票・25.6%)、モーリス(39票・22.2%)、シーザリオ(16票・9.1%)、ゴ-ルドシップ(12票・6.8%)などが選出されなかった。顕彰馬の壁は非常に高い!

 そんな顕彰馬となったコントレイルの全弟サンセットクラウド(牡5、矢作)が、5/29付で競走馬登録抹消となった。今後は福島競馬場で乗馬となる予定。超良血の評判馬として、21年10月の東京芝1800mで、兄の主戦を務めた福永騎手(現調教師)を背にデビュー。9戦目の【未勝利戦】(小倉芝2600m)で待望の初勝利を飾ると、持ち前のタフさを生かし、芝の長距離戦で3勝クラスまで勝ち上がった。通算成績は27戦3勝。それからもう一頭、コントレイルの半弟インタクト(牡4,兵庫・松浦厩舎)は現在園田・姫路競馬で走っているが、賢兄が顕彰馬に決定した翌日、園田競馬2Rで行われた【C3二組】(1400mダート)に出走し、見事勝利している。インタクトは父ハーツクライ、母ロードクロサイト(母父Unbridled's Song)の血統。22年9月に中山競馬場でデビュー。中央では8戦するも勝ち星を挙げられず、23年秋に園田競馬へ転入していた。これが通算16戦目で待望の初勝利で通算成績は16戦1勝となった。人間でもそうだが、同じ兄弟でも…だから面白い。

 先週の【安田記念】で今年のJRA・平地GⅠ「11戦」が終了したが、「史上初の現象」が起きている。なんと第1弾の【フェブラリーS】(ペプチドナイル・藤岡佑)から【安田記念】(ロマンチックウォリアー・マクドナルド)まで、すべて勝利ジョッキーが違うのだ。  これまで、【安田記念】まですべて違う騎手が勝ったのは、2002年に一度あるが、この年はまだ【大阪杯】、【ヴィクトリアマイル】が行われていなかったため、レース数としては「9戦」であった。今回は実に「11戦」で、これは1984年グレード制導入以降、史上初めてのことだ。まぁ大きな要因としてルメールがドバイ遠征時のケガで約1か月休養していたことがあげられるが、結果は結果である。残るGⅠは6/23に行われる【宝塚記念】。誰が勝利ジョッキーになるか注目だ。ちなみに現時点で1番人気になると思われるドゥデュースに騎乗する予定は武豊だが、今年まだGⅠを勝っていない。

《2024年JRA・平地GⅠの勝ち馬と勝利ジョッキー》

〇2/18【フェブラリーS】…ペプチドナイル・藤岡佑介 

〇3/24【高松宮記念】…マッドクール・坂井瑠星 

〇3/31【大阪杯】…ベラジオオペラ・横山和生 

〇4/7【桜花賞】…ステレンボッシュ・ジョアンモレイラ 

〇4/14【皐月賞】…ジャスティンミラノ・戸崎圭太 

〇4/28【天皇賞(春)】…テーオーロイヤル・菱田裕二 

〇5/5【NHKマイルC】…ジャンタルマンタル・川田将雅 

〇5/12【ヴィクトリアマイル】…テンハッピーローズ・津村明秀 

〇5/19【オークス】…チェルヴィニア・クリストフルメール   

〇5/26【日本ダービー】…ダノンデサイル・横山典弘 

〇6/2【安田記念】…ロマンチックウォリアー・ジェームズマクドナルド 

〇6/23【宝塚記念】…?

 

 では明日の予想。まずは東京メイン【ジューンS】。内枠がちょっと嫌な気がするが1番オープンファイア本命。長期休養明けで4着と恰好つけた前走。ルメールを配し勝負に出た。府中の2000m以上の芝は黙ってルメールは買いという僕の中の不文律もあり。ここは自信の本命。相手は3,6,8,9,13,14番。京都メイン【水無月S】は7番ジュンブロッサム。前走は不得意の道悪と馬体増が敗因。パンパンの馬場ならまず勝ち負け。相手は1,2,6,10番。函館メイン【函館日刊スポーツ杯】は5番ポルタフォルトゥナ。3番ナリタローゼと迷ったが1歳だけでも新鮮味を上に取った。洋芝を待っていたクチでジョーカプチーノ産駒はこの舞台が合う。相手は3,4,7,8,9番。



 今週の一口馬。今週はなんと8頭の出走となるが、その前に出走しない馬の動向をひとつ。先週6/1の東京【3歳上2勝クラス】(1600mダート・牝)に出走し12着となったラブルアージェだが、これまでの戦歴および現状を踏まえ、昆貢調教師とクラブ関係者が協議を行った結果、ここで中央競馬登録を抹消して地方競馬に移籍することとなった。新たな預託先は船橋競馬・佐藤裕太厩舎。前走はスタートのミスがすべてで、まったく力を発揮できなかった。条件さえ合致すれば、このクラスでもやれる力は持っているものの、夏季番組に牝馬限定で短距離ダートの適鞍も組まれていない。まだ年齢的な衰えは感じられず、滞在競馬に向かえる点もプラスに働くはずで、小回りの1400~1500mあたりの距離が一番合っている馬。僕個人的には嬉しい移籍、なんとか南関でもうひと花さかせてもらいたい。船橋競馬場に行くぞ!
 では今週の出走馬。まずはアルヴァレスが明日の東京6R【3歳未勝利】(1600mダート・混)に原優介騎乗で出走する。奥村武調教師は「前走(地方交流戦2着)から実質、中一週での競馬となるため、追い切りはサラッと軽めの内容にとどめています。特に疲れはうかがえず、精神的にも落ち着いている状態。稽古でも前向きな姿勢で走れていますから、今回もしっかり力を出し切れると思います。持ち時計上位の権利持ちもいるメンバー構成で、前走とは勝手も違うでしょうが、ここでやれれば本物だと思います。ブリンカーを着けてからはレース内容が変わってきましたし、アルヴァレス自身、だいぶ力を付けているので期待しています」とのこと。前走の走りできれば、馬券圏内には…。次はウインアラジン。京都7R【3歳上1勝クラス】(1900mダート)に田口騎乗で出走。高橋一哉調教師は「今週は坂路で併せ馬の追い切りを行いました。先週の時点ではまだ少し動きが重い感じでしたが、今週は動きに軽さが出ていましたし、良い状態でレースに向かえるのではと思います。聞いていた喉に関しては調教ではそれほど気になりませんが、レースでは念のため舌を縛る予定です。また、ゲートの駐立がうるさい馬なので落ち着かせる目的でコンプレッションフードも着用します。追い切りでは追い出してから手応えほど動ききれないところがあり、ワンペースでいかにもダートの中距離向きの馬といった印象です。レースでも瞬発力勝負になると分が悪そうですので、早めに動かしていくような競馬ができればと考えています」とのこと。今回いちばんの魅力は鞍上。若手のホープ・田口で馬が激変してくれれば…。次はハリケーンリッジ。東京7R【3歳上1勝クラス】(1600m芝・牝)にルメール騎乗で出走予定。大和田成調教師は「先週半ばの追い切りは坂路にしましたが、週末はコースにしました。また、直前も少し長めの設定で動かしておこうかと思い、バランスを確認する意味でもウッドチップコースでの追い切りで整えることにしました。変にカーッとさせても良くないと思い、リズム重視で単走追いにして長めから動かしてあります。リラックスして冷静に走れていて、右モタれも見せていませんでしたよ。調教とレースとで異なることもありますが、前回調整時と同様にいい雰囲気のままここまで来ることができましたので、レースを楽しみにしています。今回の鞍上はクリストフにお願いすることになりましたので、いい騎乗を期待しています」とのこと。ルメールが乗ってくれるのだから期待大。そろそろ…。土曜日の最後はジャーヴィス。京都12R【3歳上1勝クラス】(1400mダート)に松山騎乗で出走予定。千田輝彦調教師は「前走から中1週になりますし、少しピリピリしたところを見せているので、今週は軽めに追い切っています。ただ、ピリピリといっても悪い感じではなく、いい活気があって状態は高いレベルで安定していますよ。今回も十分に力を発揮できると思います。前走は内枠で外に出すことができずにキックバックを受ける展開。あそこでポジションを下げたことが最後に響いてしまいました。まだまだ心身ともに幼いところのある馬ですが、まともに走れていれば前回も勝ち負けに持ち込めていたでしょうし、そろそろこのクラスは突破してほしいところ。鞍上も2度目となりますし、前回の経験を踏まえて乗ってきてくれるでしょう。出たなりの位置でスムーズに運べれば終いはしっかりと脚を使ってくれますし、今回はしっかり差し切ってほしいと思っています」とのこと。当然勝利を期待する!

 6/9の日曜日も4頭。まずはエルキュールが東京6R【3歳未勝利】(1600m芝・混)土田真翔騎騎乗で出走する。天間昭一調教師「6ハロンの長めから時計を出していますが、馬体やテンション面を考慮してあまり詰めすぎないよう、先週同様に終い重点の内容で済ませています。もうひと伸びほしい感じはあったものの、前走後ここまでしっかり本数を重ねることができ、今週は無事に芝のレースへ出走が叶いました。1ハロンの距離短縮と減量ジョッキー起用で少なくとも8着より上の着順を狙いたい考えです」とのこと。まぁこのくらいが妥当な見方だろう。でも爆走しないかなぁ。続いてオランジーが東京7R【3歳上1勝クラス】(1600mダート)に武藤雅騎乗で出走予定。青木孝文調教師「5日にWコースで併せて追い切りを行いました。最後は遅れを取る形となったものの、ラスト1ハロンは11.9秒とタイムは出ていますから、しっかり負荷を掛けられたのではないかと思います。ただ、先週よりはトモのこなしが良化しつつありますが、踏み込みに甘いところがありますね。それでも、どこか馬体に異常があるわけではなく、体調面に問題はありませんし、時計は出ている様に負荷はしっかりと掛けられていますから、現状の力を出せる状態にあると思います。東京コースは過去に好走歴がある舞台ですし、巻き返しを期待したいところです」とのこと。次はベルシャンソン。函館10R【津軽海峡特別】(1700mダート・H)に丹内騎乗で出走予定。西田雄一郎調教師は「この中間も問題なく、昨日の追い切りは丹内に乗ってもらっておこなっています。単走でしたが終始馬ナリのまましっかりした脚取りで走ってきました。ジョッキーは『変わらずいい動きでしたよ。欲を言えばもう少し体を使えればと思いますが、十分に走れるレベルにありそうですよ』と話していました。心房細動後の長期休養明け時の抜群の動きに比べると物足りなさはありますが、ここまで順調にきていますし、ベルシャンソンの力は発揮できるでしょう。ハンデも53kgと手頃なところですし、何とか前進させたいですね。1勝クラスの内容からも、このクラスで急に走れなくなる馬ではないはずなので、まずは目途を立ててきてもらえればと思っています」とのこと。復活の狼煙を北の大地で上げてほしいものだ。最後はアースライザー。東京10R【夏至S】(1600mダート・混)に木幡巧騎乗で出走予定。「今週の出走に向けて順調な仕上がりを見せています。休み明けでフレッシュな状態ですし、昨日の追い切りも同クラブのダイヤモンドビーチと併せ、終始手応え良く回ってきて、格上らしい余裕を持った走りでしたよ。追い切りを重ねても馬体に硬さが目立つことはなく、気持ちの方も十分に前向きさがあり、良い状態で競馬に向かうことができそうです。体重も496kgと前走くらいで出走させられそう。昇級後はなかなか自分の走りが出来ていないので、改めての気持ち。経験を積んでいけばこのクラスでもやれそうな馬なので、まずはこれまで以上の走りをさせたいところです」とのこと。これまで意外な走りを見せて僕を驚かせてくれた馬。ここでも更なる奇跡を!

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