ジュリーか・・・。3月29日に新型コロナウイルスによる肺炎で死去したタレント、志村けんさん(享年70)が主演するはずだった映画「キネマの神様」(山田洋次監督)の代役を歌手、沢田研二(71)が務めることが分かった。今日16日は志村さんの四十九日。かつて同じ事務所の先輩で共演歴が多い沢田は「志村さんの、お気持ちを抱き締め、やり遂げる覚悟です」と約束したという。
実はこの小説を読んだとき、志村さんにピッタリだと思っていた。そして亡くなった時に代役は誰だろうと思っていた。僕の予想はスケジュールさえ合えば、鶴瓶師匠。というのもこの役が原作では髪の薄い無類のギャンブル好きで、家族に見放されたダメおやじ。ただ映画だけは愛してやまない人情あふれる役どころ。そういうこともあって鶴瓶師匠がぴったりのような気がしていた。あとは小日向文世、竹中直人、泉谷しげる、伊武雅刀、田山涼成あたりで・・・。それがジュリーとは全く予想していなかった。ジュリーの映画出演は06年の「幸福のスイッチ」以来15年ぶり。山田組への参加は1982年の「男はつらいよ 花も嵐も寅次郎」以来39年ぶりだそうだが、どんな演技をしてくれるか期待したい。
今日の競馬振り返る。東京11Rで行われた【第65回京王杯スプリングC】は、D・レーン騎乗の2番人気ダノンスマッシュ(牡5歳・安田隆行厩舎)が大外枠からスタートするとまさかの逃げに打ち、直線に入っても脚色衰えることなく末脚を伸ばして悠々の逃げ切り勝ち。勝ったダノンスマッシュは【安田記念】への優先出走権を獲得した。タイムは1分19秒8。1馬身1/4差の2着にはステルヴィオ(4番人気)、さらに3/4馬身差遅れた3着にグルーヴィット(3番人気)が入った。なお、僕本命で連覇を狙った1番人気のタワーオブロンドンは8着に敗れた。
勝ったダノンスマッシュだが、レーンの好騎乗が光った。スピードはあると思っていたが、府中の1400mを逃げ切るのだから大したもの。ただマイルはやはり長いだろう。2着ステルヴィオもさすがに力がある。この舞台が合うというのもあるが、川田も初騎乗で上手く乗った。3着グルーヴィットはもっと強くなりそう。右にもたれてしまいったが、それで3着なのだから能力は相当高い。8着タワーオブロンドンは重馬場がダメなのだろう。
ダノンスマッシュは、父ロードカナロア、母スピニングワイルドキャット(母父Hard Spun)という血統。北海道新ひだか町・ケイアイファームの生産馬で、馬主は(株)ダノックス。通算成績は18戦8勝(うち海外1戦0勝)。重賞は18年【京阪杯】、昨年の【シルクロードS】、【キーンランドC】、今年の【オーシャンS】に次いで5勝目。【京王杯SC】は、安田隆行調教師は初勝利、D.レーンは昨年のタワーオブロンドンに次いで2勝目となった。
明日の予想。まずは東京メイン【ヴィクトリアマイル】。本命は先週も書いたが黙って12番アーモンドアイ。ずっと書いているように、この馬は叩き台が出来ないタイプ。よって黙って買い。問題は相手、薄めも含めていく。2,3,5,9,17,18番。京都メイン【栗東S】は6番レピアーウィット。関東馬が関西に行くのは勝負懸かりだろう。まして堀厩舎が2度目の京都で勝負と見る。相手は1,3,4,5,8,15番。新潟メイン【八海山S】は5番エルモンストロ。初の1200mは未知数だが、ここでは力は上。相手は1,2,3,6,9,10番。
今日の一口馬。新潟メイン【パールS】に出走したダンサール。レースでは、スタートはひと息で中団から。徐々に行き脚がついて、インからスルスルとポジションを上げていき、好位で3コーナーに入って、最内をロスなく回って、3番手で直線へ。ただ前を行く逃げ馬を目掛けて追ったものの、脚色はジリジリで逆に差を広げられてしまった。それでも最後までしぶとく踏ん張り、4着で入線。勝ち馬とのタイム差は0.4秒だった。人気が無かったので3着に入ってくれればちょっとした儲けになったのだが・・・。鞍上の団野によると、まだ良くなる余地を感じたとのこと。最近調子落ちだっただけに巻き返しのきっかけになったと思う。次に期待したい!