風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

60歳

2021-03-25 | 風屋日記
昨年60歳になった。
私のような自営やフリーランスの者、医師や歯科医師、
政治家やアーティスト、役員など組織の経営に携わる者を除き
教員、公務員、企業人のほとんどは
今年度で定年退職を迎えることになる。
特に同級生に多い教員や公務員はこの3月いっぱいで定年。
もちろん昨今の風潮から再任用や再雇用で仕事は続けるのだろうが
それでも一応の区切りではある。
40年近い年月、その仕事に取り組んできたことをリスペクトするし、
心から「ご苦労様」と言いたい。

私の仕事は定年がない。
ゴールテープのないマラソンを走っているようなものだ。
(先が見えず山あり谷ありだからクロスカントリーかもしれない)
定年より早く会社を退職して6年。
送別会も断り、同業社や取引先に挨拶もせず、
社内でも大騒ぎすることなく「じゃ!」と言って辞めた。
今になって、みんなに見送られるような
定年退職を経験してみたかったなとも思うけど(笑)
まぁ後悔はない。

ただね、定年退職という年齢になったということに関しては
ちょっとした感慨は覚える。
もしかしたら、社会に必要とされる年齢じゃなくなったのかなとか
少し肩の力を抜いてもいいのかなと思ったり。
(現実問題として稼がなきゃいけないけど ^^; )
これまで過去30代、40代、50代に突入した時には
そんなに感慨めいたものは感じなかったけど
60歳はちょっと考えるねぇ。

コロナでなかなか集まれず
昨年から同級生の還暦祝いも無期延期のままだけど
何人かの仲間内でご苦労さん会やろうかな。
みんなそんな気になっているのではなかろうか。
コメント
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