風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

宮古にて

2021-03-08 | 
昨日宮古に行ったのは
「マルカン大食堂の贈り物」上映に伴い
ちょっとした話をさせてもらうのと
映画で取り上げてもらった写真集やマルカン本販売のため。


明治期に建てられたという
こんな古い商家(かつては造り酒屋だったとのこと)にて
映画に関わる活動をしているシネナ・デ・アエルの
ご協力によるものだった。




上映会は母屋裏にある
こちらは江戸期に建てられたという
国の保存文化財の酒蔵にて。
すごくいい雰囲気。



ロビーにはこれまで上映した映画ポスターや古本販売も。


その一角にワタシが持参した本も置いてもらった。


ハコ的にもちょうどいい広さ。
写真ではスクリーンが小さく見えるけれど
案外このスペースにはちょうどいい感じだった。
おかげさまで(たぶん)好評のうちに上映終了し、
終了後に販売写真集、マルカン本の説明や
今後の展開についてのお願いをお話しし
本もそれなりに買っていただいた。
まさかの再会もあり(みったくん、気仙沼からありがとう)
また、初めてお目にかかる方ながら
私のブログやnoteを知っていて
奥州市から来ていただいた方との出会いなどもあり
とても有意義な時間を過ごすことができた。


その後の上映作品にも後ろ髪ひかれながら
魚菜市場に寄ってお土産など買い
帰りは山田線経由、盛岡乗り換えの東北線で帰花へ。




帰りのコースはネットの路線案内で決めたんだけど
その列車が臨時便の快速「毛ガニ号」とは知らなかった。
全席指定で、最前列の展望コーナーもある新しい車両。
足元も広くて快適この上ない。
どうやら人気らしく、指定席はそれなりに混んでいた。


昔、息子たちが小さい頃に
盛岡から区界まで乗ったことがある山田線だけど
フル乗車は初体験。
仙人峠以外は田園地帯が広がる釜石線と違い
沿線の木の枝が車窓を擦るほどほぼ山の中を走る。
前夜は眠れなかったんだけど
眠気が起きないほど車窓風景に夢中になった。
2時間ちょっとの乗車時間があっという間。
上米内を過ぎて、盛岡市内に入ってからもなかなかの風景だ。
くっきり鮮やかな岩手山が迎えてくれた。

釜石線から三陸鉄道へ、そして山田線から東北線へ。
ローカル線を乗り継いでぐるっと1周した宮古への2日間。
いい旅だったな。
コメント
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