風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

「憲法と平和」どう考える9条

2018-12-04 | 世界・平和




昨夜、文京シビックホールで行われた
日本ペンクラブ平和委員会主催の上記シンポジウムに出席。
あっという間の2時間だった。
浅田氏から話があった、国民投票の恐ろしさ。
(まぁ今までも空気が左右する場面は日本の選挙でもあったけど
 イギリスにおける浅田氏の体験は背筋が凍った)
金平氏からの「もう日程まで淡々と決められている」という
これまたびっくりするほどリアルで恐ろしい話。
中島さんからの、生活者目線から「もう始まっている」の言葉、
大城さんの「沖縄の歴史を知ってほしい」との願い。
若い人からの真剣で正直な生の声も聞けてとてもよかった。

印象に残った言葉を並べてみる。

・国民投票は「条件付き」や「どちらかというと」が許されない。
 すべてYESかNOになってしまう怖さがある

・今の政府は言葉がおかしい。都合悪いことは言い換えて誤魔化している。
 これは戦前と変わりない

・憲法を変えるより、まず地位協定を変える方が先

・いま若い人たちが考えるコミュ力とは他人と円滑な関係を築くこと。
 自分の考えを相手に伝える力じゃない

・辺野古問題ばかり取り上げられているが、その間に実は
 与那国島、宮古島、石垣島に自衛隊の基地が新設されつつある

最後まで聞いて、私が思ったことは
当たり前のことはなかなか意識することがないし、
目に入らないということ。
本当は身近なところにある大切なものが当たり前のものになり、
どこか遠い、関係ない存在に思えてしまうことの危うさ。
もう一度、その大切さを認識しようよ。
憲法も、地元の景色や魅力も。

ところで、私は憲法改正論者だ。
変えたいところは1ヶ所だけ。
憲法第24条
「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、
 夫婦が同等の権利を有することを基本として、
 相互の協力により、維持されなければならない」
の「両性」を「双方」に。
それだけでいい。
コメント
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