風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

第2回リノベーションスクール@花巻

2018-12-03 | 世界・平和




昨年の第1回に引き続き
今年も花巻でのリノベーションスクールが開催された。
花巻家守舎ができ、最初のリノベ小友ビルオープンが
2015年12月のちょうど3年前。
半年後には旧マルカン百貨店閉店が発表され、
2016年2月にはマルカンビルオープンが発表された。
そのオープニングパーティーで上田市長から
花巻でのリノベーションスクール開講が宣言され
半年後には第1回リノベーションスクール開講。
その成果が出始めている今回また第2回目と、
ものすごい勢いで花巻のまちが変わりつつある。

昨年のリノベーションスクールからはこの1年間に
ゲストハウスmeinn、焼きいもりょうちゃん、
ココ・タベルバ・ラパンなどが生まれた。
今回の発表も発表者自らが手を挙げて経営を宣言するなど
実現性が高いと思われる物件ばかり。
しかもそれらの物件は、地図上で見ると
着実に花巻のまちを活性化できそうなポイントが並んでいる。
特にマルシェは大賛成。
いま花巻の中心街は買い物難民のまちになっているし、
今後その真ん中に復興支援住宅が整備されつつあるから、
確実にニーズがあるし、何よりマルシェは人を集める。
海外の映像で見るような市場になってほしいなぁ。

飲食店も多かったが
できれば同じようなカフェなどではなくて
芋の子汁やひっつみ、季節の山菜やキノコ料理など
花巻ならではのメニューを提供してくれる店もあるといい。
観光客が夕食にまちへ出て、花巻の味を楽しめる店が
今はこれといって無いからだ。
なんといっても花巻は観光のまち。
もっとホスピタリティーあふれるまちにする必要がある。
それをカバーすることはビジネスにもつながる。



それにしても受講者たちのこの笑顔。
寝食を忘れてハードな3日間だったと思うし、
ここで検討され、実現に向けてスタートするプロジェクトも
これからの花巻にはとても大事なものだと思うが
なによりこの笑顔を生み出すエネルギーがまちに注入されることが
リノベーションスクールの最も大きな成果ではないか?
着々と花巻のまちが変わっていく予感がする。

私の役目は彼らのアクションをプロモーションで支援すること。
そしてそれらがまちに溶けこめるようマチココで取り上げること。
以前テレビで熊本大学の先生の話に感銘を受けた。
市民全体のうち1割が志民だが、残り9割が死民だとまちは衰退する。
9割のうち2割でも志民を支える支民にすることができれば
まちは変わる・・・私の仕事は支民を増やすことかな。
それができれば花巻市民の意識が変わり、まちの風景が変わる。
コメント
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