風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

St. Valentine's Day

2009-02-14 | 風屋日記
戦火に怯えたり
難民キャンプで不自由をしていたり
親のいない寂しさを抱いていたり
今日食べるものに窮していたり
様々な大人の暴力に心を閉ざしていたり
病気と闘っていたり
自分の明日に絶望していたり
幼くして老いていたり
・・・そんな子ども達にも愛を。



インドではヒンドゥー原理主義者達が
「バレンタインはヒンドゥーの教えに反する」
と、国内の関連イベント妨害を宣言したという。
世の中には
自分達とは違う考えや価値観があることを
気づいていないのか、無視しているのか。
自分達の組織とは関係ない女性達の学問まで
タリバンが抑圧していたり、
こんな事件も起きている)
東北地方の厳粛な伝統的祭の写真ポスターを
「気持ちが悪い」という印象だけで破棄したり、
そんなことと同じくらい偏狭な価値観に囚われ
本筋を見失っている姿は滑稽ですらある。
前ローマ教皇のヨハネ・パウロ2世は
イスラム教、ユダヤ教、仏教など
他宗教とも積極的に交流し、
国家、民族を超えた連帯による平和を唱えた。
チベット仏教最高指導者ダライ・ラマは
自分を迫害しようとするものに対しても敵対せず、
お互いを認め合うべしとの考えを広く示す。
倫理としての宗教はそうあるべきだと思うのだ。
偏狭な思想は他者を傷つけるだけでなく
いつか自らも滅ぼす。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする