風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

バンカラな男

2008-06-02 | 風屋日記
以前も確かこの写真をここに載せた。
私や私の年代のバンカラ高校生にとっては本当に懐かしい
青春時代の1ページをそのまま切り取ったような記事。
この週間プレイボーイもかなりの仲間たちが読んだことだろう。
私たち花巻北の応援もまさしくこんな感じだった。
袴姿の応援団幹部だけではなく、もちろん一般生徒も。

そして平舘さんのサイトに下のような写真が並んでることに
恥ずかしながら今日気がついた(^^;
(平舘さんすみません・・・)
1枚1枚に胸が熱くなった。
ここには当時の私たちの日常がちゃんと記録されていた。
これらは盛岡一高の記事だが、
写っているひとりひとりの顔や名前が
昔つるんで歩いていたヤツらだったとしても違和感はない。
こんな高校時代だったし、ヤツらともかなり熱くつきあったものだ。

昭和56年夏1昭和56年夏2昭和56年夏3昭和56年夏4

さて、そんな「ヤツら」のうちのひとりの名前が
今年の春、同級生達の間で多いに話題になった。
いや、正確に言うと話題になったのは「ヤツ」の息子。
なんと「12歳の文学賞」で大賞を取ったのだという。
まだ5年生のかわいい、でも逞しい男の子が・・・だ。
さっそくを買って読んでみて驚いた。
完成度が高い。
かつてモノ書きを志したことのある私もかなわない。
こりゃすげぇや。

このニュースの後、まだその親父本人には会ってないけど、
同級生達の間では
「顔は似てるけど、頭がアイツに似なくて良かったなー」
「あの才能はゼッタイ奥さんの血だな。いい人と結婚したよ」
「今度会ったらどこから才能が生まれだがはっきりさせるべ」
などと手厳しい祝福の言葉が相次いだ。
確かに柔道部出身、短躯頑強、猪突猛進だった彼。
高校卒業後、中央大へ進んだ後に会ったら
「府中競馬場に近くてよかった。警備のバイトしてるんだ」
と、モロ体育会系の武闘派のイメージだった。
・・・が実は、頭も明晰で人が良く、
いつもさりげない気配りの男だったことを私は知っている。

昔の彼のイメージはまさに上の写真にある通り。
厚い胸を張り、足駄をならして闊歩する姿がまだ目に浮かぶ。
こういう写真を見るとまっ先に彼の顔を思い浮かべるほど
我々の仲間の中では、彼こそがMr.バンカラだったのだが、
今はどんな中年オヤジになっているだろうか。
コメント (4)
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