風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

命日

2008-06-23 | 風屋日記
昨夜、最終の新幹線で新花巻に着いたら
半袖ポロシャツ1枚では身震いするほどの
涼しさ・・・というより寒さ。
そんな気温と曇り空が今朝も続いていた。
16年前の今日もそんな天気だったな。
明け方の寒さでガタガタ震えていたことを
今でも思い出す。
6月23日に日付けが変わったばかりの午前1時半、
親父の呼吸が止まった日だ。
家に連れて帰ったのは空が白み始めた頃。
車から下ろされる親父を眺めながら
あの日もポロシャツ1枚しか着ていなかった私は
あまりの寒さに震えていた。

着替えのために一旦家に帰ったら、
一度夜中に子ども達を連れて駆け付け、
先に帰っていた母ちゃんが
また寝た子ども達の横で洗濯物を畳んでいた。
その脇に腰を下ろし、
でも何も言葉が出て来ず
しばらくぼんやり坐っていたことを思い出す。
今朝はちょうどあの日と同じ空模様。

この週末は母ちゃんと東京に遊びに行ってて
墓参りにも行かないでしまった。
せめて今日の帰り、
実家に仏壇拝みに行くから許してね。
孫は元気に頑張っていたよ。

ということで、旅行中の写真UPは明日。



ところで、24年前の今日は大宮駅で
東北新幹線の開業に合わせてロケをしていたな。
スタジオと盛岡と大宮を結ぶ完全生中継。
そして63年前の今日は沖縄戦終結の日。
合掌。
コメント (2)
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