吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

テレビの横暴ー三田佳子さんの会見

2007年11月16日 | Weblog
 他のテーマでブログしようと思って帰宅。テレビが久しぶりの三田佳子さんを映していた。二男の息子さんの逮捕で謝罪会見しているという。息子さんが覚醒剤を保有していたか使用していたかしたらしい。三度目の逮捕だという。

 27歳の息子さんと聞いて”また、テレビの横暴か”と思った。案の定、低俗で品位のない取材インタビューアーが、三田さんを責めるしょうもないことを矢継ぎ早に聞いている。27歳なら立派な大人だ。なぜ、親が大人の子供のことでさらし者にされなければならないのかと気の毒だ。すでに十分親の役目は果たしているというのにだ。聞けば、息子さんは完全に”病人”だ。うつ病や精神的な病気のお子さんを27歳まで育て、なぜ、その病人が病気的な罪つくりをしたことで年老いた親が責められなければならないのか。

 そっとしておいてあげるのが散々三田さんで商売をさせてもらったテレビ局の立場だろうに、仁も礼もないテレビ局やマスメディアだ。なぜ、記者(テレビ)会見などを画策するのか品がないことこの上ない。

 うつ病なども含め精神的な病気の者を家族にもった者の大変さは、そうでないものにはわからない。一度覚醒剤を使った息子さんであればなお更だ。警察や役所の民生委員やカウンセラーに相談しようか、専門病院に相談しようか、本人は自分を”病人扱いする”と非難し、ときには暴力的になる。ときどき”よくなる”ので余計対処が遅れる。気づいたときには、罪をつくったり、世間に迷惑をかけたりしているのが現実なのだ。他にも家族や親類や友人たちがいて、家族の生活や安寧を考えたり、仕事をして家計を立てなければならないので、時間だけがすすむ。

 子離れしない親や親離れできない子供も多く、いくつになっても親は親で子は子だが、成人し30歳近くにもなった子供の罪まで日々を生きる親にかぶせることはないだろうと私は思う。これ以上、三田佳子さんをマスコミしないでほしい。
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