吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

オジンの生活シーンを奪い占拠する日本の女性たち。

2008年02月02日 | Weblog
 屋台/赤提灯、焼鳥/居酒屋、小料理家/クラブは、ついこの間までサラリーマン中高年男性のアフター・ファイブだった。いまこのようなお店に男子ビジネスマンの姿を見ない。見られる光景は、勤め帰りのOL女性たちの笑いとオシャベリだ。居酒屋でいわく付きの日本酒や焼酎をボトルで飲んでいるのもキャリア女性OLのグループやデパート退社後の女性たちだ。

 ちょっとシャレた隠れ小料理家で講釈しながらめったに飲めない日本酒や高級ワインを飲んでいる女性仲間も多い。世の中高年や管理職の男性たちがいたかなと見れば、隣にいかにもキャリアの女性がいたりする。いわゆるグルメ通なのも女性に多い。

 ふつうのサラリーマン男性や中高年管理職男性たちは、いまどこで、どのような時間過ごしをしているのだろうか。自分たちの新しいライフスタイルや場所を得たのだろうか。昔のような退社後雀荘も見ない。スポーツジムやエクササイズなどでも中高年の男性を見ない。若い男子と元気な女性たちが多い。女性たちが退社したあと、残業でもしているのだろうか。それともまっすぐ帰宅して家族揃っての夕食をとっているのだろうか。世の主婦女性の多くが、食事の支度ほどイヤな仕事はないとグチッているのを知ってか知らずか、帰宅するしか寄り道がない世のご主人のようだ。

 土日のゴルフ場は、中高年男性、管理職ビジネスマン専用の社交場というより”息抜き”の場所だったはず。前守屋次官や高級官僚や何とか独立法人の理事さんたちだけの場所でもなかった。ところが、ここも最近は女性に占拠されそうだという。いわゆるゴルコン・ゴルファーの出現だ。男性も若い人のゴルファーが増え、女性のゴルコンのターゲットになっているのだという。ますます減る中高年ゴルファーなのだ。

 ゴルフショップの売れ筋も女性用ゴルフセットやレディス・ゴルフウエアや小物らしい。ゴルフ場でも、ゴルフ用品売り場でもはじかれつつある中高年男性たちが、いまでも日本経済のエコノミック・アニマルなのだ。ささやかなレジャーやいこいの時間を取り上げないでやって欲しいと思う。

 女性の社会的進出の成果か、男女平等社会化の成果か分からないが、このようなオジンと女性の生活シーンの逆転をどのように考えればいいのか。それでも、まだまだ日本は男社会なのだと、世のキャリア女性たちはいうのだろうが、どのようになれば、真に男女平等社会といえるのか、世の女性の”絵描き”を見たい。
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