2023(令和5)年 9月26日(火) 朝日新聞夕刊にて記事紹介された映画(監督)作家 小津安二郎氏の詠句(俳句) 『 車戸の 重き厨や 朧月 』(松岡ひでたか著) には、大感動。・・・時節の情景や雰囲気と詠み人の感性が浮かぶ。まだ 余韻が残る。
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加えて 紹介された 彼が晩年遺してくれた言葉(平山周吉著「小津安二郎」)。
『 なんでもないことは ”流行”に従う。 重大なことは”道徳”に従う。 芸術のことは”自分”に従う。』 映画(監督) 作家なるイメージを超えた全方位アーティストを意識した。彼の残したこれら3つの言葉の意味は 深い(以下)。
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「流行」とは 単に”流行り”以上に 時代や社会の動勢や人々の生活スタイルなどを指すようだ。ここでいう「 道徳」とは文字通りの 人が従うべきルールをいう”道”や そのルールを守ることの規範の”徳”などであろうが、むしろ自分の内面的規範のようだ。そして 最後の「 自分」とは 自分自身の価値基準や内面的原理などであろう。
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私自身十分理解しているとは言えないが、丁度40年先人先輩の小津安二郎先生が遺してくれた業績や言葉を教科書にして 八十歳を越えて残る人生を歩みたいと思う。多謝。
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