令和三年(2021)の季節の風景を俳句のまとめて(72句)みました(2021年12月14日)。以下、そのⅢ(24句) 世の中の風景です(12月16日)。
Ⅲ、世の中の風景-私撰24句
1)1~3月の6詠句:
・吐く息の白さかき消す寒稽古・激震はコロナに五輪凍る夜・春雷やハハ鳥の目の輝よ ・突然のドカ雪道をウ-バ-イ-ツ・空晴るコロナコロナの冬籠・リサイクル語るフェアに春の風
2)4~6月の6詠句:
・春土用暫く休む土木仕事・ワクチンの予約とコロナ競ふ夏・入梅の青田のミナミジサイチョウ・除草剤スプレーの先春の蝿・象拒む半蔵門や桐の花・コロナ禍やリモート会議捩り花
3)7~9月の6詠句:
・代替の蛋白摂って避暑をとる・ボーナスの使い道なし夏休み・新米と茄子の味噌汁秋刀魚なく・感染と観戦避ける夏休み・感染も夏風邪もなくまだ自粛・秋霖の総裁選の穴まどひ
4)10~12月の6詠句:
・行く秋やジグザグ気温外着なし・豊穣と商い願ひお酉様・マスクして雑踏分けて年の往く・スポーツの日体育の日もなく神無月・ワクチンの薄まる日々や冬紅葉・枯木立ただ一つ咲くレジ袋