新しい市場や新しい製品の開発は、とにかく現在や今までの文化や生活の外側をみたり、これまでにない生活様式や文化を考えたりする所に ヒント(着想源)がある。具体的には ”もどきや代替”を探索したり、”すき間や反対側”を探したりする好奇心を起点にする。
しかして、牛乳にかわる豆乳を考えたり、豆乳にかわる他のビーンズミルクなどを考えたり、牛肉や豚や鶏肉にかわる代替肉や培養肉を考えて製品開発したり 新しい市場創生を考えたりすることが、企業や生活 活性化の基点や方向になろう。
ちなみに、このところ代替肉が世間の話題になっている。欧米においても日本においてもだ。牛肉、豚肉や鶏肉など動物の肉より 低カロリーでオイシイという。多くが大豆ミートやビーンズ(豆類)ミートやグルテン(小麦)ミートなどの植物(原材)肉だが、最近は バイオリアクターなどという新フードテックにより製造される培養肉に注目が集まっている。
かようなブログを投稿した(2021/11/25)自分なのだが、わたしは動物性でも植物性でもあまり”肉”に関心がない。少々関心が高い”水や飲み物”や以前働いていたことのある分野の”豆乳”などに話題を移したい。
ここ5年、日本の豆乳市場(量/2020)は 5年前(2016)の35~40%ほど拡大しいるが、ここ2年('20&'21)低迷している。一方 同じ植物性木の実飲料のアーモンドミルクは、その美肌効果やおいしさもあって、豆乳やココナツミルクやオーツ(小麦)/ライスミルクなどを超えて、大きく市場伸長している。
ここ10年20年と順調に市場拡大している日本の豆乳だが、ここ5年その伸長率が鈍化している。アーモンドミルクが5年前(2016)に対し2020年概ね140~150%ほどなのに対し、豆乳は上述のとおり135~140%に留まっている。
とはいえ、世界の豆乳市場は年180億トン(2020)で、アーモンドミルクの8~9倍と大きい。わが国日本はまだ、世界全体市場の約3%。世界市場の約80%を占める中国市場を別にしてもまだ約15%だ。マーケティング策の工夫次第でまだまだ拡大伸長の機会があるようなので、挑戦的に尽力してほしいと願う。