吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

日本のコロナ感染は、まだまだ拡大中!―気を引き締めよ。

2020年08月28日 | Weblog
日々の新しい感染者数が下降傾向にあるとか、実効再生産指数が”1”を切って0.9になった、0.8になったなどと言って、GoTo トラベルに東京を入れようとかGoTo 〇〇をやろうと騒いでいる。経済の支えや底上げをしよう、海外世界の国々は、どこも規制や自粛を緩和しての経済刺激に指向していると、動いている。


感染者の絶対数が大きく違うので、人口10万人当りの(COVID-19)感染者数をみると、日本53人(8/27)は世界平均の322人の6分の1と低感染率にあるが、ここ1か月(7/27-8/27)の感染者の増加を、世界と日本とそれぞれ全体平均で比べると、世界全体の1.5倍(1,626万人→2,418万人)に対して日本全体での感染者は5.9倍(11,345人→66,500人)と4(3.9)倍になる。まだまだ感染拡大中にある日本ともいえる。

もう少し、ここ1か月の感染者の増加率についてみると、世界ではこの1か月の感染拡大が大きい方のインド(ここ1か月の感染者数の伸び2.3倍)や同メキシコやペルー(1.5倍)レベルにある日本の各都道府県は、(7/27→8/27)約2倍増加の東京、埼玉、千葉、神奈川などだが、沖縄(13倍)、愛知(6.6倍)、福岡(4倍)などはこの間大きな感染拡大過程にあるとも言えよう。


一方、人口10万人当りの感染者数を見てみると、アメリカ(1,780人)、ブラジル(1,750人)、ペルー(1,890人)や南アフリカ(1,110人)などが、大きく世界全体平均(322人)を押し上げている。日本の人口10万人当り平均感染者数は53人だが、東京(155人)、沖縄(139人)および大阪(95人)、福岡(86人)などが高い。2020年8月27日の日本全国の感染者総数は 66,500人、うち東京都が20,000人を超えた(20,096人/30%) 。

少々明るい兆しは、日本におけるコロナ感染症での死亡率も、世界全体平均の死亡率も大きく低落しているということだ。特に日本の死亡率は、7月27日までの平均が8.9%であったのに対し8月27日までのそれは、1.9%となっている。世界平均レベル(4.0%→3.4%)を大きく下廻って(8/27の日本)いる。


経済の後退も心配するが、まずは(今年いっぱい)コロナ感染拡大を抑えることに力を入れ、鎮静化がはっきりした時分に、経済テコ入れを進めてほしい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする