日本の夏の夜は、妖怪やお化けの世界。天狗や六ろ首や河童などに妖狐やイクチや一反木綿や鵺(ぬゑ)など地方や巷によっていろいろな妖怪。しかるに、お化けや化け物というと直ちに想い浮かばない・・・。
近世の日本文学や江戸の化物(ばけもの)などに造詣が深いアダム・カバット氏(武蔵大学 教授/ ニューヨーク生まれ)は、彼の著書『ももんがぁ対見越入道ー江戸の化物たち』(講談社)で、江戸の化物たちを”決しておどろおどろしい妖怪ばかりではない都市(江戸)文化の産物”なる現代のキャラクター(商品)と同じようなモノと言っている。
現代の漫画やテレビ・アニメのキャラクターと同じようなものというが、江戸時代の草双紙に出ている豆腐小僧や髭女のお化けや品川の鯨などが、いまのドラえもんやハローキテイに重ならない。悪霊や座敷わらしや泥濘部などとの共通項が見つからない。
ちなみに、現代の巷を賑わす妖怪の名前を書き出してみると、概ね50から100(種/個)ほどになる。悪、赤、青、一、鬼や大など「あ行」を名字にする妖怪だけで20前後。川、河、狐、化、黒など「か行」の妖怪が15前後などと「さ行」「た行」・・・というように「ら/わ行」までの妖怪を拾え数えると、100を超える。
意外なことに化物や妖怪も、巷の時代時代の”出来事”や”役者やヒーロー”などをキャラクター化したり、バケモノ化したり、漫画化したものが多い。知らず知らず、教育化や文化化をして社会の受容を得てきたのかも知れない。
近世の日本文学や江戸の化物(ばけもの)などに造詣が深いアダム・カバット氏(武蔵大学 教授/ ニューヨーク生まれ)は、彼の著書『ももんがぁ対見越入道ー江戸の化物たち』(講談社)で、江戸の化物たちを”決しておどろおどろしい妖怪ばかりではない都市(江戸)文化の産物”なる現代のキャラクター(商品)と同じようなモノと言っている。
現代の漫画やテレビ・アニメのキャラクターと同じようなものというが、江戸時代の草双紙に出ている豆腐小僧や髭女のお化けや品川の鯨などが、いまのドラえもんやハローキテイに重ならない。悪霊や座敷わらしや泥濘部などとの共通項が見つからない。
ちなみに、現代の巷を賑わす妖怪の名前を書き出してみると、概ね50から100(種/個)ほどになる。悪、赤、青、一、鬼や大など「あ行」を名字にする妖怪だけで20前後。川、河、狐、化、黒など「か行」の妖怪が15前後などと「さ行」「た行」・・・というように「ら/わ行」までの妖怪を拾え数えると、100を超える。
意外なことに化物や妖怪も、巷の時代時代の”出来事”や”役者やヒーロー”などをキャラクター化したり、バケモノ化したり、漫画化したものが多い。知らず知らず、教育化や文化化をして社会の受容を得てきたのかも知れない。