〇令和二年を寿ぐ頃の十句:
・光る朝喜寿を寿ぐ御節かな ・初相場米中GAFA乱高下 ・初雪や着物の裾のスニーカー
・運針をしたことも無し針供養 ・水涸るる小川の蛙声嗄るる ・柊も鰯も無しや節分会
・限界村枯れ大木の寒鴉 ・雪の朝ペンギン歩きの会社人 ・水凍る池江璃花子の白血病
・鍬肩に背伸ばす老夫雨水晴れ
〇春匂う3~4月頃の十句:
・喜寿傘寿二人暮しの内裏雛 ・汚染土の行方不明や仏の座 ・梅一輪石透水の御神酒かな
・村松の十三参り春匂ふ ・里山や椨の根元の二輪草 ・風さやか脱いだ上着に花一片
・平成の踊り場論議春の蠅 ・胴吹きの白一輪の山桜 ・楢林一人静の花の真白き
・杖もなく歩む杣道土匂ふ
〇皐月梅雨に入る頃の十句:
・朝早し薄むらさきの著我の花 ・川蜷の足跡なぞる鯰かな ・しくじりを慰める姉捩り花
・友の描く御堂の明日山青き ・朝散歩老いし二人や樟若葉 ・震度四未明の揺れや梅雨の入り
・風を聴き葉裏を見せる風知草 ・雨まばらひそかに赤く花楓 ・風に乗りふわっと落つる落し文
・万緑や田の畦に穴螻蛄かな
〇豪雨長梅雨の6~7月期の十句:
・忘れ物何かを忘る走り梅雨 ・剪定の明日の飛来初つばめ ・靄かかる富士の裾野の田植かな
・里山の麓の白きマタタビよ ・夕暮れのまくなぎ散らす一蛾かな ・線状に列島襲ふ黍嵐
・二十日間続く雨の日梅雨明けず ・高値なり夏野菜避け鰻買ふ ・梅雨出水町家の二階泥がれき
・トラベルをトラブルというGoTo夏
・光る朝喜寿を寿ぐ御節かな ・初相場米中GAFA乱高下 ・初雪や着物の裾のスニーカー
・運針をしたことも無し針供養 ・水涸るる小川の蛙声嗄るる ・柊も鰯も無しや節分会
・限界村枯れ大木の寒鴉 ・雪の朝ペンギン歩きの会社人 ・水凍る池江璃花子の白血病
・鍬肩に背伸ばす老夫雨水晴れ
〇春匂う3~4月頃の十句:
・喜寿傘寿二人暮しの内裏雛 ・汚染土の行方不明や仏の座 ・梅一輪石透水の御神酒かな
・村松の十三参り春匂ふ ・里山や椨の根元の二輪草 ・風さやか脱いだ上着に花一片
・平成の踊り場論議春の蠅 ・胴吹きの白一輪の山桜 ・楢林一人静の花の真白き
・杖もなく歩む杣道土匂ふ
〇皐月梅雨に入る頃の十句:
・朝早し薄むらさきの著我の花 ・川蜷の足跡なぞる鯰かな ・しくじりを慰める姉捩り花
・友の描く御堂の明日山青き ・朝散歩老いし二人や樟若葉 ・震度四未明の揺れや梅雨の入り
・風を聴き葉裏を見せる風知草 ・雨まばらひそかに赤く花楓 ・風に乗りふわっと落つる落し文
・万緑や田の畦に穴螻蛄かな
〇豪雨長梅雨の6~7月期の十句:
・忘れ物何かを忘る走り梅雨 ・剪定の明日の飛来初つばめ ・靄かかる富士の裾野の田植かな
・里山の麓の白きマタタビよ ・夕暮れのまくなぎ散らす一蛾かな ・線状に列島襲ふ黍嵐
・二十日間続く雨の日梅雨明けず ・高値なり夏野菜避け鰻買ふ ・梅雨出水町家の二階泥がれき
・トラベルをトラブルというGoTo夏