吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

つくり出される不信とイライラの師走上旬

2012年12月08日 | Weblog
どちらかというとノンポリでケセラセラの自分だが、この12月は不信とイライラが多い。この気ぜわしい12月の総選挙がオリジンだが、おおもとは311の復旧復興や笹子トンネル崩落事故後のインフラ不安と政治の乖離がそのような気分にさせているようだ。笹子トンネル事故後の各地のトンネル検査や見つかった破損箇所やら古くなった橋梁などの報道が、このイライラ不信を増長させている。

けさの朝日新聞でみた「イライラするカタカナ文字」などどうでもいい感じなのだが、この度の政治家さんの選挙演説や12もある政党の広報ほど、イライラを煽るものはない。ほとんどの政党は原発ゼロやゼロ・アプローチを掲げているのだから、エネルギーや原発は選択肢にならない。あまり声を大にしない福祉や高齢化社会対応は、各党差異ない。ありそうに装っても財源と政策を見ると大同小異だ。外交や防衛も”あの党ではできない、わが党はできる”と意味不明だ。

身近に思う復旧・復興も同様だと思っていると、笹子トンネル崩落事故と昨夕のかなりビックリした東北・関東地震だ。全国に50以上もあると言われる敷設後4~50年経つトンネル不安は、多くの道路橋梁やガス水道などの社会的インフラの寿命や見える老朽化で、倍増された。3~40年後の老朽化手当や改築も考えずただ公共事業に邁進した政党が、コンクリートから人へや無駄な公共事業への投資削減を訴求する政党を批判する。あなた批判だけをして自らの責任を回顧しない政治が、このところのイライラ不信を高めている。

原発も道路下を走るガスや水道や電線も、高速道や橋梁もみんな老朽している。そして、国にはお金がない。赤字国債だ建設国債だと、孫子の世代にツケを回す。競争原理市場の活性化こそ成長の源だと叫び格差を拡大し、そして自助だ自立だと弱者を責める。公平や民主主義や政治のことをもっともっと勉強し、どのような国のあり様がおすすめなのか、私たちに説諭してほしい。マニフェストや公約やアジェンダなどの文章や言葉を装飾することをやめ、“仕法”を展開してほしい。

もう少しオシャベリしてイライラを解消したくも思うが大分やわらいだので、このくらいでキイボードを閉じる。

註)仕法とは、二宮尊徳翁の経済思想だが、政策と運営を一体化しているところが特徴。人々が
分度(1/2)をわきまえ、推譲(1/2)を旨とし、他譲(1/4)と自譲(1/4)を計画して
生活設計することをすすめる。政治も企業も同じ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする