吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

明日を照らす”光”がほしいーイルミネーション

2012年12月09日 | Weblog
足元や目先が見えないと大変不安になる。小田原提灯や懐中電灯の有難さを自覚する。船の安全航行を願う燈台や公園の夜道を照らすサーチライトなど、人々の暮らしを守る”明かり”だ。何かにつけ”明るい”家庭や町に安堵するのが庶民だが2012年、国や社会や政治に明るさが感じられなかった。

2012年、自然や社会も”災難”のトシだった。人々もいろいろな災難を被災した。豪雨や竜巻など異常低気圧に被災した。大きな台風やハリケーンが、日本各地やアメリカを襲った。米国中北部の穀倉地帯は、大干ばつに見舞われた。なかなか脱却できないデフレ経済に追い打ちをかけるこれら自然災害は、ところを選ばなかった。

政治の不作為と私たちの知恵や勇気のなさが、情況の解決や革新を遠くしているようにも思う。そのような時期の日本の12月は、国の行方や姿を決める総選挙。何かの”光”を探索するように、近くのイルミネーション・スポットを回る。年末クリスマス前からの毎年の冬の景色だ。将来のエネルギーや原発問題と並行して節電が訴求されている最近だが、街が明るいことにささやかな幸せを感じる。

イルミネーションの人気の高まりは、景気経済の動きと反対に作用するのかも知れない。不景気だから”明かり”を求めるのかもしれない。六本木や赤坂あたりの街路、お台場や汐留のビル群、東京スカイツリーやホテル高層ビルなど、”スポット”と呼ばれるところは多い。上から、恵比寿ガーデンプラザ、汐留カレッタ、東京ミッドタウンのイルミネーション(12/8/2012)。
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