吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

「金」(?)、わたしの今年の漢字は「乱」

2012年12月13日 | Weblog
 ことしの漢字が「金」だという(日本漢字能力検定協会)。多くの人の投票で一位にランクされたのであろうが、主にどのような世代や特性の方々が多かったのであろうか。そういえば、12年ほど前(2000年)もシドニーオリンピックの金メダルなどがあって「金」だったが、今年もロンドンオリンピックの金メダルが誘因したのかと思うと少しサムイ。

 もっとも、12年前の「金」には、韓国南北の金・金首脳などしかオリンピック金への上乗せがなかったが、ことしはフィギュア・グランプリの男女の金(メダル)や金環日食や山中伸弥教授のノーベル賞〈金)があった。ドル→金の買い動向もあったかもしれない。それにしても、偽→変→新→暑→絆ときての「金」なのだが、時代や世間を象徴する言葉としてはよわい。わたしなら、ことしは「乱」だ。

 「乱」は意外に、いままでに出てきていない。今回は、金→輪→領などにつづいて5位にランクされていたようだから、私同様の印象の方々も多かったようだ。近いところでは、このたびの総選挙にあたり”乱立”ともいえる12の政党。民主党・小沢一郎氏の乱心や乱逆が契機のようだが、いまや政治の混乱は”これ極まれり”の感だ。海外では、もはや反乱や叛乱では済まないエジプトや中東の内乱や動乱がつづいた。

 竹島や尖閣に起因する韓国や中国のデモなどは、乱暴や乱闘を超えて動乱ともいえる。国の内外、乱世なのかもしれない。かなり身近なところをみれば、学校のいじめなども、乱暴や乱行などと乱がつく。自然や天候なども、はげしく乱れた。大型ハリケーンや暴風台風や竜巻なども、積乱雲や低気圧などの乱れが引き起こしている。2012年、乱の乱舞だったのだ。

 ふり向けば、わたしの事務所やデスクの上の乱雑もこの上ない。きちんとし過ぎるのもよくないのは、”身の回り”だけにしたい。2013年は、2012年の「乱」に後退していただき、少し落ち着いた世の中になってほしい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする