孔子の五常の徳を五常講という座学でやさしく説いた二宮尊徳は、日本の経営やマーケティングの祖とも言える。仁、義、礼、智、信という五常の徳に、忠、孝、悌という道徳観を加えたものが、日本の武士道(知行合一)の教えでもある。
昨年5月(2006年5月1日)の吉澤兄一のブログでは、この五常講のうちの「義」が武士道日本人の生き方の基本にあるのではないかと紹介した。正義や義侠および義理を重んじる生き方だ。
しかし、現在は誰がどう言おうが格差社会。とてつもなくゆたかで強い者がより強くなっていく反面、極端に貧しく弱い者は這い上がれる道さえない。社会的弱者に対する”思いやる心”(仁)や礼儀や礼節の礼、すなわち助けたり配慮してくれた人に”お礼する心”というか感謝の心の「礼」が大切に思われる昨今です。
人が二人いる姿が”仁”という字らしいが、つねに”相手を思い”相手の立場や環境を理解して人に接することが仁なのですから、その思ってくれたこと、目にみえないことに対してお礼や感謝の気持ちを、形や姿にして表わすことが「礼」。「ありがとうございます」は、言葉や形や姿(態度)で表わすことが大切なようです。
仁義礼智信の智や信に傾斜しがちな現代ですが、礼や仁に心する(もちろん、義もですが)ように努めたいと思うこの頃です。格差社会に生きる我々なのですから。
昨年5月(2006年5月1日)の吉澤兄一のブログでは、この五常講のうちの「義」が武士道日本人の生き方の基本にあるのではないかと紹介した。正義や義侠および義理を重んじる生き方だ。
しかし、現在は誰がどう言おうが格差社会。とてつもなくゆたかで強い者がより強くなっていく反面、極端に貧しく弱い者は這い上がれる道さえない。社会的弱者に対する”思いやる心”(仁)や礼儀や礼節の礼、すなわち助けたり配慮してくれた人に”お礼する心”というか感謝の心の「礼」が大切に思われる昨今です。
人が二人いる姿が”仁”という字らしいが、つねに”相手を思い”相手の立場や環境を理解して人に接することが仁なのですから、その思ってくれたこと、目にみえないことに対してお礼や感謝の気持ちを、形や姿にして表わすことが「礼」。「ありがとうございます」は、言葉や形や姿(態度)で表わすことが大切なようです。
仁義礼智信の智や信に傾斜しがちな現代ですが、礼や仁に心する(もちろん、義もですが)ように努めたいと思うこの頃です。格差社会に生きる我々なのですから。