吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

チルドレン現象と裏腹の”大人の○○”ばやり。

2007年07月01日 | Weblog
 2005年2006年あたり、チルドレン(幼児)現象が目に余った。国会は、いわゆる小泉チルドレンに占拠され、議会や政治家および世の中は幼児性ばかりが目についた。2007年4月に出版した私の2006年一年間のブログ編集本も、「情報幼児国日本」というタイトルになった。

 一方で、2005,2006年から2007年にかけて”大人の○○”というメッセージやタイトルが目だった。昔は、大人のおもちゃや大人のガンダムおよび大人の弁当や大人のピアノ教室みたいなコピーやタイトルだった。子供がえりや子供対象の大人版みたいなものだ。

 いまはむしろ、大人のあこがれやスローライフ、エコノミックアニマルとしてやたら働きつづけた団塊の世代やプレ団塊世代の人々への”ご褒美や癒し”的なメッセージのようだ。主に、JTBやJRなどのメッセージやタイトルに見られる大人の休日(倶楽部)、大人の旅時間、大人のふたり旅、大人の遠足(倶楽部、マガジン)や大人の時間などは、みんな時間価値にせまるコピーやタイトルだ。

 最近は、大人のウォーカーや大人のロックおよび大人の科学や大人のブログなど趣味、音楽や情報および知的興味を喚起させるものが多い。大人のDSトレーニングや大人の音楽レッスンや大人のマナーなどもある。

 大人が大人ゆえ求める”子供がえり”というより、大人が幼児的であるがゆえの"大人の○○”メッセージやコピーの多い現象をどのように捉えればいいのか考えてしまう。「大人の品と質」などというコピー(クルマのCM)もあるが・・。
コメント
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