吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

ビールの季節!

2007年07月12日 | Weblog
 清涼飲料やビールは夏場がシーズンだ。エアコンが普及し季節感が後退しているとはいえ、やはり汗かいだ後の一杯の旨さは格別だ。蒸し熱い暑さだろうが、カンカン照りの灼熱の暑さだろうが、暑さを吹き飛ばすにはやはりビールだ。

 梅雨、初夏の蒸し暑いアフターファイブは、ずばり屋上ビア・ガーデンと思っていた頃が遠い昔に思える。いまは、専ら屋根のあるレストランなどでビールするアフターファイブだ。ジョッキでと思っても、いつもグラスだし、ワインがわりだ。食事にはワインだろうと思っても、不器用な私は習慣的にビールだ。

 会社や仕事の終わりが待ち遠しいように屋上ビア・ガーデンに走る若者を見なくなった。大きな声で騒いだり、校歌を歌ったりしながら大きなジョッキを翳す学生も見なくなった。居酒屋で、チューハイや焼酎の水割りを飲んでいる若者は多い。ライフスタイルか好みが変わったのだろうか。それとも、屋上ビア・ガーデンが減ったからだろうか。超高層ビルが手ごろな”屋上”を奪ったためであろうか。

 そういう自分の晩酌ビール、いつの間にか壜から缶になっている。一本のビールが晩酌で、”もう少し”はビール以外だから結局、ビールの飲量がビン一本からカン一本に減っている。一本のビールのあとは焼酎、それも入手が難しい”芋”だ。ワインや日本酒にはならない。ヘネシーやバレンタインも、ジャックダニエルなどもここ10年、開封していない。好みの変化でも、ライフスタイルの変化でもない。何も見えない価値基準の変化なのかもしれないが、その基準を自覚できない。

 リターナブルの壜や缶のリサイクル性などを考えれば、ビールはありがたい奴だが、そういうロハス的なライフスタイルでビールを選好しているのでもない。好きなのだ。とくに、蒸し暑い日本の夏はやはりビールだ。生だ。

 ビールの季節だなどと思っていたら、世の中”ビール離れ?”などと、この上半期のビールの出荷量が過去最低(92年以後)というデータに添えた新聞の声だ。ホント?、何故? 発泡酒や第3のビールから第4のビールなどとTV-CMや店頭を賑わしているビールだが、人口減少や飲用箇所や飲用シーンの減少はいかんともしようがないようだ。でも、日本の人口は世界65億人のうちの1億人(1/65)。まだ届かない64億人の市場があると聞いてその大きさに武者震いしたい。
コメント
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