吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

大量化する”ごみ”が地球環境を破壊する。

2007年07月19日 | Weblog
 何も”ごみ”は、目に汚く見えるものばかりではない。CO2やNOXやVOCおよびフロンのように目に見えない温室効果ガスも地球を破壊している。地球温暖化は地球破壊の主役だが、その主犯が二酸化炭素。化石燃料の消費が犯人か、海面温度の上昇が犯人かはどちらでもいい、要は二酸化炭素を主とする温室効果ガスが地球やその環境を異状にしているのだ。

 クルマが主な硫黄酸化物やVOCなど光化学オキシダント、有害大気汚染物質の典型ダイオキシン、酸性雨や黄砂なども大事な大気空間を汚している。柏崎地震でまた指摘された原発の核廃棄物や先のPCBなどは地球という土壌を汚している。ゴムや鉄鋼金属スクラップや廃プラスチックなども100%資源循環しているのか分からない。地球を汚しているかも知れない。

 もちろん、一般家庭や企業や工場などから排出される”ごみ”も地球破壊の一翼を担っている。約1億トンの一般家庭の廃棄物(ごみ)とし尿に4トンの産業廃棄物およびその他の副産物や不要物(1トン)の合計6億トンが日本の年間総廃棄物だ。うち、2億トンがリサイクルやリユースおよびコンポスト(自然還元)され、うち、4億トン弱が再資源化されたり、処理、処分されている。

 このゴミ6億トンも含め、日本だけの列島の上には毎年20億トンの物質(モノ)が重積されている。エネルギーや食料のような消費分約6億トン、純物質蓄積増分8億トンと推計されている(環境省)。

 文字どおり、ごみ列島日本だし、ゴミ地球世界なのだ。文化だ文明だと”ごみ”を生産、排出し、地球(その環境)を破壊し、持続的可能性などと言っているわれら人類なのだ。
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