語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【佐藤優】×池上彰「新・教育論」

2018年07月19日 | ●佐藤優
(1)教育の究極の目的とは何か
 池上彰も佐藤優も、教育の最終的な目標に係る考えはハッキリしている。

 池上彰・・・・「よき納税者を育てること」だ。きちんとした学力をつける。→きちんと働けて、きちんと収入を得られる。→納税できる。→次のせだいを支えていく財源が生まれる。→よき市民を育てていく。→住みやすい社会をつくっていく。→自然と国を愛する。
 佐藤優・・・・「信頼の醸成」。殺人傾向、破壊傾向を抑えるため使える可能性の高いものが教育。人間社会にはこういう「悪」があり、あなたも環境によっては悪人になる可能性がある、ということを覚えさせておき、それを前提にして信頼の醸成の重要性を教える。信頼関係の構築を容易にできる人は、教養のある人。
 池上は、彼の推奨する教育を米国MITに例をとって語る。
 池上彰・・・・米国MITで目から鱗。①「最先端の技術なんて4年で陳腐化してしまうから今教えても意味ない。常に最先端のものを作り出すためのベースになる力を身に着けてもらうのが、MITの役割」。「すぐ役に立つことは、すぐ役に立たなくなる」という考え方。②MITは音楽室が充実していた。数学と音楽は親和性が高い。③「これまでと全く違うことをやれ」ということで、いたずらを奨励していた。MITのシンボル的大講堂のてっぺんに、一夜にしてパトカーが乗っかっていた。いたずら、実物大の模型。大学はこれを評価。
 佐藤優・・・・重要なのは、突出した人がいる、他の人には思いつかないようなことをできる人がいる、という事実を認めること。
 池上彰・・・・MITにはメディアラボという場所がある。一見、遊んでいる。自由に勝手なことをやらせている中から、新しい発想が生まれてくる。「役に立つことだけやれ」と言っていては、理科系の部分でも新鮮な発想は生まれてこない。

(2)受験科目しか勉強しない弊害
 池上は、彼が教えている東京工業大学の学生を例にとって、自分の学生時代と比較しての、現代学生の特徴を指摘する。佐藤は、外国の学生と比較しての日本の学生の特徴を指摘する。

 池上彰・・・・東京工業大学の学生は優秀な学生ばかりだ。だが、彼らは正解がある問題を答えることに慣れてしまっている。だから与件の中で出題者が求めているものを瞬時に判断し、解答することには長けている。ところが、答えのないような問題や自分たちで新たなことを考え出さねばならない問いは苦手だ。実社会に出て役立つ能力と、彼らがこれまで身に着けてきた能力は違うものではないか。
 佐藤優・・・・今の学生は基本的に勉強が嫌いだ。受験勉強は勉強が嫌いな子どもを量産させるシステムになっている。ロシア人や米国人やイギリス人は、試験によって選別されるから受験勉強自体はみんな好きではない。ただし、意味はあると思っている。そこが日本とはまったく違う。
 池上彰・・・・学生間の学力の格差が非常に大きい。高校で何をやっていたのか。人は基本的に、学ぶことが面白い、自分で知ることが楽しいと思えば、放っておいても勉強する。受験勉強が人の基本を壊す。
 佐藤優・・・・大学神学部の教授たちは、数学をきちんとやらねばダメだと言った。神学と数学は「無限」とか「切断」という概念を扱う上で接点が出てくるから。
 池上彰・・・・苦手だった数学を大学受験のために勉強したら、論理的な思考力がついた。

(3)大学の大衆化と失われた多様性
 佐藤は、日本の学生は親に対する義理で大学に来ている、と言う。「大学生は何をなすべきか」が分からないで来ているような者は大学生ではない、というのが国際的な常識だと。だから、日本の教育改革で大事なのは、意外と親離れかもしれない、と。さらに、近年の大学で起きているもう一つの変化は、全国大学が少なくなっていることだ、とも指摘する。関西の大学には関西出身者が偏る。早慶もやはり一都三県の出身者が増えている、と。

 佐藤優・・・・意外と全国から学生が集まりやすいのは公立大学だ。<例>名桜大学(沖縄県名護市)。学生の半分が沖縄、あとは全国から集まってきている。年間授業料は安く、家賃などの生活費も安い。留学制度が充実していて、公務員、教員、看護師などに就職する人が多い。チューターセンターで学力診断を行って、欠損した学力を埋めるための個人プログラムをつくったり、今年からはライティングセンターをつくって、文章の書き方の訓練をさせている。こういうことを口コミで知った子どもたちが集まってきているから、大学がすごく元気なのだ。
 池上彰・・・・ライティングセンターは、イギリスや米国のちゃんとした大学では必ず設置されている。そこでレポートの書き方やエッセイの書き方を徹底的に教え込む。日本ではそういうことをやっている大学が非常に少ない。
 佐藤優・・・・日本の大学は、そうした施設の問題以前に、教授の質がお粗末だという問題を抱えている。ロシア語を文法も怪しい連中が教えていたりする。そういう教授たちのために、単数形しか載っていない教師用の教科書がある。ロシア語は複数形の格変化が複雑だから。しかし、ロシアでは3歳児でも複数形を知っている。彼らは学生に教えながら15年くらいかけてロシア語を覚えていくわけで、最初のほうに教えられた学生は大変気の毒だ。
 池上彰・・・・一見無駄のように見える「教養」を学ぶ時間を削り、専門科目だけを徹底的に習得させると、学生は「できる人間」にはなる。しかし、そうして生まれた「できる人間」は、決められた枠組みの中でしか役に立たない。価値観が多様化した現代社会では、その枠組みそのものが問われているわけだから。
 佐藤優・・・・ベストセラーになった「ビリギャル」(『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』)も、「入学歴社会」の問題点を炙りだしている。受験科目こそ大学水準になったかもしれないが、それ以外の知識がまったくないのだ。大学の内容をきちんと消化できるかという懸念が残る。

(4)英語教育は日本を植民地化する
 ここでは二つの問題点が指摘される。
 第一に、2015年6月、文科省が国立大学の人文社会科学系学部の改組を通知して大騒ぎになったこと。要するに、「すぐ役立つことだけやれ」、教員養成も、限られた大学と学部以外は全部やめろ、という大方針。「教養のない者が文部科学行政に携わるとこんな事態を招いてしまうという典型例だった」と批評する。
 この震源は経団連を中心とした財界だ、と佐藤は指摘する。池上も同感する。
 佐藤優・・・・本来、経団連は、短期的な金儲けのことしか考えていない。しかも、経団連に参加している多くの大企業が、すでに多国籍資本だ。彼らはすぐに金を生み出せる即戦力を求めている。だから、企業で行うべき教育を、大学に押しつけようというわけだ。
 池上彰・・・・旧帝大、そして都市部の私立大学出身のひと握りのエリートを育てて、東京大学と京都大学の二つが社会システムのことを考えればいい。あとの地方の連中は、あくまで技術的な手足となって、いろいろ仕事をすればいい、というハッキリした構図が見えてくる。
 佐藤優・・・・しかも、この構図をつくっている人間が、客観的にみると大衆のほうなのに、自分をエリートと勘違いしている。大衆が組んだエリートプログラムだから、エリートの実態に合致しないし、実効性はほとんどない。そもそも安倍首相は、教育嫌いだ。高等教育を信用していない。
 池上彰・・・・まあ、勉強嫌いだ。
 佐藤優・・・・安倍首相の教育改革は、毛沢東の『書物主義に反対する』という論文を読むとよくわかる。この論文には、本より現場だ、現場でえ成果を出せ、といったことが書いてある。安倍内閣の教育改革は、ほとんど毛沢東主義だ。
 池上彰・・・・人間の本質とか、社会の仕組みであるとか、世の中全体がどういう構造になっているかということを知るのは、人が生きていくうえで、極めて大切。<例>地方公務員として働くときにも、世界の仕組みを知っていることや構想力が必要とされる。そういう力がないと、中央から言われたことをそのままやるしかない。地方が中央の単なる下請け機関になってしまう。どんどん地方の疲弊が進み、日本の国力全体が弱まっていく。
 佐藤優・・・・「教えたとおりにやれ」というのが中央官庁の基本。でもそれは、システムを作っている人間は常に言う側にいると勘違いしている。自分が言われる側になるとは、決して思っていない。

 指摘されている第二は、国際社会に伍するには、英語教育の前に教養が必要だ、という指摘だ。
 池上彰・・・・安倍内閣の掲げる「教育再生」のもと、英語の早期教育の実施が進められている。しかし、英語教育改革の必要性を叫ぶ政治家や官僚を見ていると、自分の体験を基にした印象論で主張している気もする。海外で国際会議のあと行われるパーティで、「How do you do? 」「Nice to meet you」と言った後の言葉が出てこない。それで、「ああ、日本の英語教育は何だったんだ」とみんな言う。しかし、それは英語が出てこないんじゃなくて、語るべきものや教養を持っていないから、何も言葉が出てこないだけのことだ。
 佐藤優・・・・官僚でいえば、訓令の執行はできるが、それ以外は何もできない。英語より前にまずやるべきことがあるだろう。
 池上彰・・・・東南アジアの大学生は、英語を流暢に話せる。彼らは大学を出れば英語がきちんと喋れる。「それに引き換え日本の学生は」と非難されがちだ。しかし、その東南アジアの学生たちは母国語で高度な学術の勉強をできないのだ。さまざまな学術用語が自国語に訳されていないから。世界のトップレベルの学問を学ぶためには英語を習得するしかない。一方、日本は明治以降、福澤諭吉をはじめ、いろんな人が海外の難しい学術用語をすべて日本語に置き換えてきた(例・・・・エコノミー→経済)。だから、日本は大きな国力をつけることが可能になった。そういうことをまったく知らずに、「大学を卒業しても英語ができないのはいかがなものか」と言うのは、それこそ、いかがなものか。
 佐藤優・・・・いま文科省はスーパーグローバル大学構想を推進しているが、これに同社大学神学部は背を向けている。非常にいいことだ。スーパーグローバル大学構想とは、国際競争力を高めるために約20校の大学を重点的に財政支援しようというものだが、その重点校は、英語で行う授業の割合が高い大学から優先的に選ばれる。
 池上彰・・・・今さらわざわざ植民地化する必要は無いだろうということだね。フランスの大学が国際化するために授業を全部英語でやるかというと、それがあり得ないのと同じだ。

(5)義務教育を充実させ格差解消を
 池上は、日本の小中高の先生の忙しさは世界レベルで見て尋常ではない、という。文科省、都道府県教委、市町村教委からのアンケートへの対応、生活指導や進路指導など教えること以外の雑用が多すぎて授業に集中することができない、と。
 佐藤は、寝屋川の殺人事件の影響でいま先生がやらされているのは、生徒たちの徘徊の把握とその防止だと、いま時事的な問題によって増えている雑用が先生に与える負担の大きさを指摘する。

 池上彰・・・・高い学力で知られるフィンランドの学校に行ったとき衝撃を受けたのは、授業以外の業務が一切なく、先生が教えることに専念していたことだ。進路指導・・・・どこの学校に進むかというプライベートなことに学校が介入するのはおかしい。親子が決めることだ。先生は関知しない。放課後のクラブ活動の指導も、生徒が地域のスポーツクラブに行けばいいからやらない。いじめなど生活問題を抱えた生徒には、専門のカウンセラーが学校にいて、彼らが対応する。要するに、教師の仕事は、きちんと教えて、しっかりとした学力をつけることだ。
 佐藤優・・・・フィンランドの教育は、20年くらい前までボロボロだったが、教育改革に予算を集中的に投入した。教師の待遇を弁護士や医師の水準に引き上げ、小学校をはじめ、すべての学校で教師を修士号以上にした。そういった改革の成果が、世界トップの教育水準だ。
 池上彰・・・・フィンランドと日本の教育行政でもっとも大きな違いを感じたのは、国家教育委員会という組織があることだ。この組織が教育全般に関する大きな権限を持ち、全体を取り仕切っている。委員は、全員教育の専門家で構成されているプロ集団だ。彼らが教育カリキュラムを作成し、学力テストを実施し、継続的にデータを取りがら、そのデータに基づいてカリキュラムを改善していく。教育文化省(日本の文科省に相当)は、それに基づいた予算措置をする役所でしかない。日本では、教員免許も持っていなくて、プロがいない文科省が教育行政を動かしている。教育問題について議論して文科相に答申する中央教育審議会はあるが。
 佐藤優・・・・説教好きのおばさんなどで構成されている。
 池上彰・・・・あとは、キャスターやスポーツ関係の人など。単なる体験談や印象論だけ。こうした何のエビデンスにも基づいていない教育論議が行われて、「いまの子どもはなっていない。教育再生だ」という話になる。そして、場当たり的教育行政が繰り返されてきた。詰め込み教育→ゆとり教育→詰め込み教育。これもある種の反知性主義だ。文科省はいらないのではないか。フィンランドの国家教育委員会のようなプロ組織をつくって、そこでしっかりエビデンスに基づいた教育カリキュラムをつくっていけばいい。
 佐藤優・・・・フィンランドに学ぶ点は多いが、意外と参考になるのがロシアの教育だ。あれだけ大きな体制変更があったのに、ロシアの学力は決して低くない。それどころか、IT産業も非常に強い。ソ連崩壊前後も、学校はきちんと機能していた。文系科目も理系科目も学ぶことを義務付けられ、毎日通知表で評価されるなど厳しいシステムは、ソ連時代から踏襲されている。さらにプーチン政権下では、高校標準テスト(日本の大学センター試験よりもレベルが高い試験)が導入されている。基本は詰め込み教育だが、それで児童期における教育格差を極力なくすることに成功している。教育に係るコストは、国家と社会全体で負担するというコンセンサスがあの国にはある。
 池上彰・・・・小中の義務教育レベルでのきちんとした学力を担保し、裕福な家庭と貧困家庭の間の教育格差をなくしていく。これは絶対必要なことだ。
 佐藤優・・・・教育格差は、そのまま階級格差になっていくから。日本の高卒と大卒の生涯賃金の差は、いまは1.4倍くらいだが、このままいけば、将来的には数倍くらいに開いてしまう。
 池上彰・・・・教育レベルを底上げし、最低限の学力を保障するには、とにかく公的支出をつぎ込むべきだ。OECD31か国中で最低。幼稚園・保育園から大学までの全教育段階の私費負担の割合は30%を超えている。日本の教育がいかに家庭に支えられているかがよくわかる。こうした状況は、まずは見直すべきだ。
 佐藤優・・・・子どもには、かなり早い時期から机に向かって集中させる訓練をさせることが大切だ。学力の欠損が見つかれば、そこに立ち戻ってもう一度勉強し直すことができたり、教師が一人一人の生徒の学力の到達程度をしっかりと把握できるような教育体制が必要だ。小学校6年制の科目を全部一人の担任教師が教えるというのは無理がある。
 池上彰・・・・そういう意味でも、まず手を付けるべきなのは、先生の「授業以外の雑用」をなくして、教えることに専念させることだ。

□池上彰×佐藤優「新・教育論」(「文藝春秋」2015年11月号)
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【佐藤優】シリアで始まったグレート・ゲーム ~「疑わしきは殺す」~
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【佐藤優】現実の問題を解決する能力 ~知を磨く読書~
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【佐藤優】『知の教室 ~教養は最強の武器である~』目次
【佐藤優】ネット右翼の終わり、解釈改憲のからくり、ナチスの戦争
【佐藤優】「学力」の経済学、統計と予言、数学と戦略思考
【佐藤優】聖地で起きた「大事故」 ~イランが怒る理由~
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Unknown (omachi)
2018-07-26 13:51:41
歴史探偵の気分になれるウェブ小説を知ってますか。 グーグルやスマホで「北円堂の秘密」とネット検索するとヒットし、小一時間で読めます。北円堂は古都奈良・興福寺の八角円堂です。 その1からラストまで無料です。夢殿と同じ八角形の北円堂を知らない人が多いですね。順に読めば歴史の扉が開き感動に包まれます。重複、 既読ならご免なさい。お仕事のリフレッシュや脳トレにも最適です。物語が観光地に絡むと興味が倍増します。平城京遷都を主導した聖武天皇の外祖父が登場します。古代の政治家の小説です。気が向いたらお読み下さいませ。(奈良のはじまりの歴史は面白いです。日本史の要ですね。)

読み通すには一頑張りが必要かも。
読めば日本史の盲点に気付くでしょう。
ネット小説も面白いです。
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