(承前)
(5)日米安全保障条約との整合性においても、奇妙な出来事が起きている。
4月27日、米国ニューヨークで外務・防衛担当閣僚会合(2プラス2)が開かれ、「日米防衛協力のための指針」(ガイドライン)の改訂について合意された(改訂は18年ぶり)。
新ガイドラインのいちばんの特徴は、日米安保条約に基づいて自衛隊が米軍を後方支援する範囲を、
朝鮮半島有事、台湾海峡有事など事実上、日本周辺に限定していた「周辺事態」
という文言を削除し、自衛隊が
地球規模で
米軍に協力するメカニズムができたことだ。
(6)新ガイドラインには、こんな記述がある。
<相互の理解を深める世界において、日米両国は、アジア太平洋地域及びこれを越えた地域の平和、安全、安定及び経済的な繁栄の基盤を提供するため、パートナーと協力しつつ、主導的役割を果たす。半世紀をはるかに上回る間、日米両国は、世界の様々な地域における課題に対して実効的な解決策を実行するために協力してきた。
日米両政府の各々がアジア太平洋地域及びこれを越えた地域の平和及び安全のための国際的な活動に参加することを決定する場合、自衛隊及び米軍を含む日米両政府は、適切なときは、次に示す活動等において、相互に及びパートナーと緊密に協力する。この協力はまた、日米両国の平和及び安全に寄与する。>
そして、具体的に、平和維持活動、国際的な人道支援・災害救援、海洋安全保障、パートナーの能力構築支援、非戦闘員を退避させるための活動、情報収集、警戒監視及び偵察、訓練・演習、後方支援、三か国及び多国間協力が可能になったと記す。
(7)新ガイドラインでは、日米協力の範囲を
「アジア太平洋地域及びこれを越えた地域」
としている。「これを越えた地域」とは、中東、ウクライナなどあらゆる地理的範囲に及ぶということだ。
地球の裏までも米軍と協力するために自衛隊を派遣するメカニズムを構築するというのは外務官僚(特に安保マフィア)の悲願だった。新ガイドライン合意は、安保マフィアに属する外務官僚を随喜の涙にくれさせているであろう。
(8)やりすぎると必ず反動がある。
日米安保条約6条には、「日本国の安全に寄与し、並びに極東における国際の平和及び安全の維持に寄与するため」と明記されている。日米安保条約を改定せずに、日米協力の範囲を地球規模に拡大するのは無理筋だ。
日本は法治国家ではないことを満天下に示している。
国会で十分な審議が必要だ。
(9)新ガイドラインに対して、沖縄の新聞も警戒心を強めている。
<国民的な議論、国会の監視、法手続きを置き去りにしたまま、世界中で行う米国の戦争を自衛隊が支援する。その枠組みが確定する。
日米両政府は27日、防衛協力の指針(ガイドライン)を改定する。それは平和憲法の下で固持してきた「専守防衛」を完全に踏み越えることを意味する。国是の変更に等しい改定を許してはならない。
米国への支援の名目で、日本が主体的に戦争を支える国となるのだ。改定された防衛協力指針でその具体像がくっきり立ち現れる。戦後の安全保障政策の重大な転換点となる。
日米安保条約は日本と、極東の平和と安全を維持するために、米軍の日本駐留を認めるものだ。ガイドラインは安保条約に付随するが、日米の協力関係の根幹を改めて適用対象を地球規模に広げるのは、安保条約からの逸脱だ。
本来なら条約を改正して対応すべきだが、日米政府の「目標」に位置付けられる指針は国会での批准が必要ない。条約改正に等しい日米軍事協力の強化が、国会での手続きもなく進められた。
他国軍への後方支援は「後方地域」や「非戦闘地域」に限られていたが、安倍政権は昨年、「現に戦闘行為を行っている現場」以外では可能と判断を変えた。>【注】
(10)安倍首相官邸が、条約解釈のような複雑な議論に対する理解力が弱いことに付け込み、外務官僚が「悪乗り」している。
今回、悪乗りしている外務官僚諸君! よく聞いておけ!
いつまでもこの政権が続くわけではない。
法治国家の根本を揺るがすような逸脱をした外務官僚を、徹底的に炙りだし、いずれかのタイミングで責任をとらせなくてはならない。
【注】社説「日米防衛指針改定 戦争加担は国是の変更だ」(琉球新報 2015年4月27日 )
「日米防衛指針改定 戦争加担は国是の変更だ」
□佐藤優「日米安保の改訂なしで適用範囲拡大は無理筋 ~佐藤優の飛耳長目 107~」(「週刊金曜日」2015年5月15日号)
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【参考】
「【佐藤優】日米安保(1) ~安倍首相の米国議会演説~」
「【佐藤優】国連本部で不規則発言 ~北朝鮮の「目的」~」
「【佐藤優】外相の認識を問う ~プーチンからの「シグナル」~」
「【佐藤優】ヒラリーとオバマの「大きな違い」」
「【佐藤優】「自殺願望」で片付けるには重すぎる ~ドイツ機墜落~」
「【佐藤優】【沖縄】キャラウェイ高等弁務官と菅官房長官 ~「自治は神話」~」
「【佐藤優】戦勝70周年で甦ったソ連の「独裁者」 ~帝国主義の復活~」
「【佐藤優】明らかになったロシアの新たな「核戦略」 ~ミハイル・ワニン~」
「【佐藤優】北方領土返還の布石となるか ~鳩山元首相のクリミア訪問~」
「【佐藤優】米軍による日本への深刻な主権侵害 ~山城議長への私人逮捕~」
「【佐藤優】米大使襲撃の背景 ~韓国の空気~」
「【佐藤優】暗殺された「反プーチン」政治家の過去 ~ボリス・ネムツォフ~」
「【佐藤優】ウクライナ問題に新たな枠組み ~独・仏・露と怒れる米国~」
「【佐藤優】守られなかった「停戦合意」 ~ウクライナ~」
「【佐藤優】【ピケティ】『21世紀の資本』が避けている論点」
「【ピケティ】本では手薄な問題(旧植民地ほか) ~佐藤優によるインタビュー~」
「【佐藤優】優先順序は「イスラム国」かウクライナか ~ドイツの判断~」
「【佐藤優】ヨルダン政府に仕掛けた情報戦 ~「イスラム国」~」
「【佐藤優】ウクライナによる「歴史の見直し」をロシアが警戒 ~戦後70年~」
「【佐藤優】国際情勢の見方や分析 ~モサドとロシア対外諜報庁(SVR)~」
「【佐藤優】「イスラム国」が世界革命に本気で着手した」
「【佐藤優】「イスラム国」の正体 ~国家の新しいあり方~」
「【佐藤優】スンニー派とシーア派 ~「イスラム国」で中東が大混乱(4)~」
「【佐藤優】サウジアラビア ~「イスラム国」で中東が大混乱(3)~」
「【佐藤優】米国とイランの接近 ~「イスラム国」で中東が大混乱(2)~」
「【佐藤優】シリア問題 ~「イスラム国」で中東が大混乱(1)~」
「【佐藤優】イスラム過激派による自爆テロをどう理解するか ~『邪宗門』~」
「【佐藤優】の実践ゼミ(抄)」
「【佐藤優】の略歴」
「【佐藤優】表面的情報に惑わされるな ~英諜報機関トップによる警告~」
「【佐藤優】世界各地のテロリストが「大規模テロ」に走る理由」
「【佐藤優】ロシアが中立国へ送った「シグナル」 ~ペーテル・フルトクビスト~」
「【佐藤優】戦争の時代としての21世紀」
「【佐藤優】「拷問」を行わない諜報機関はない ~CIA尋問官のリンチ~」
「【佐藤優】米国の「人種差別」は終わっていない ~白人至上主義~」
「【佐藤優】【原発】推進を図るロシア ~セルゲイ・キリエンコ~」
「【佐藤優】【沖縄】辺野古への新基地建設は絶対に不可能だ」
「【佐藤優】沖縄の人の間で急速に広がる「変化」の本質 ~民族問題~」
「【佐藤優】「イスラム国」という組織の本質 ~アブバクル・バグダディ~」
「【佐藤優】ウクライナ東部 選挙で選ばれた「謎の男」 ~アレクサンドル・ザハルチェンコ~」
「【佐藤優】ロシアの隣国フィンランドの「処世術」 ~冷戦時代も今も~」
「【佐藤優】さりげなくテレビに出た「対日工作担当」 ~アナートリー・コーシキン~」
「【佐藤優】外交オンチの福田元首相 ~中国政府が示した「条件」~」
「【佐藤優】この機会に「国名表記」を変えるべき理由 ~ギオルギ・マルグベラシビリ~」
「【佐藤優】安倍政権の孤立主義的外交 ~米国は中東の泥沼へ再び~」
「【佐藤優】安倍政権の消極的外交 ~プーチンの勝利~」
「【佐藤優】ロシアはウクライナで「勝った」のか ~セルゲイ・ラブロフ~」
「【佐藤優】貪欲な資本主義へ抵抗の芽 ~揺らぐ国民国家~」
「【佐藤優】スコットランド「独立運動」は終わらず」
「「森訪露」で浮かび上がった路線対立」
「【佐藤優】イスラエルとパレスチナ、戦いの「発端」 ~サレフ・アル=アールーリ~」
「【佐藤優】水面下で進むアメリカvs.ドイツの「スパイ戦」」
「【佐藤優】ロシアの「報復」 ~日本が対象から外された理由~」
「【佐藤優】ウクライナ政権の「ネオナチ」と「任侠団体」 ~ビタリー・クリチコ~」
「【佐藤優】東西冷戦を終わらせた現実主義者の死 ~シェワルナゼ~」
「【佐藤優】日本は「戦争ができる」国になったのか ~閣議決定の限界~」
「【ウクライナ】内戦に米国の傭兵が関与 ~CIA~」
「【佐藤優】日本が「軍事貢献」を要求される日 ~イラクの過激派~」
「【佐藤優】イランがイラク情勢を懸念する理由 ~ハサン・ロウハニ~」
「【佐藤優】新・帝国時代の到来を端的に示すG7コミュニケ」
「【佐藤優】集団的自衛権、憲法改正 ~ウクライナから沖縄へ(4)~ 」
「【佐藤優】スコットランド、ベルギー、沖縄 ~ウクライナから沖縄へ(3)~ 」
「【佐藤優】遠隔地ナショナリズム ~ウクライナから沖縄へ(2)~」
「【佐藤優】ユニエイト教会 ~ウクライナから沖縄へ(1)~ 」
(5)日米安全保障条約との整合性においても、奇妙な出来事が起きている。
4月27日、米国ニューヨークで外務・防衛担当閣僚会合(2プラス2)が開かれ、「日米防衛協力のための指針」(ガイドライン)の改訂について合意された(改訂は18年ぶり)。
新ガイドラインのいちばんの特徴は、日米安保条約に基づいて自衛隊が米軍を後方支援する範囲を、
朝鮮半島有事、台湾海峡有事など事実上、日本周辺に限定していた「周辺事態」
という文言を削除し、自衛隊が
地球規模で
米軍に協力するメカニズムができたことだ。
(6)新ガイドラインには、こんな記述がある。
<相互の理解を深める世界において、日米両国は、アジア太平洋地域及びこれを越えた地域の平和、安全、安定及び経済的な繁栄の基盤を提供するため、パートナーと協力しつつ、主導的役割を果たす。半世紀をはるかに上回る間、日米両国は、世界の様々な地域における課題に対して実効的な解決策を実行するために協力してきた。
日米両政府の各々がアジア太平洋地域及びこれを越えた地域の平和及び安全のための国際的な活動に参加することを決定する場合、自衛隊及び米軍を含む日米両政府は、適切なときは、次に示す活動等において、相互に及びパートナーと緊密に協力する。この協力はまた、日米両国の平和及び安全に寄与する。>
そして、具体的に、平和維持活動、国際的な人道支援・災害救援、海洋安全保障、パートナーの能力構築支援、非戦闘員を退避させるための活動、情報収集、警戒監視及び偵察、訓練・演習、後方支援、三か国及び多国間協力が可能になったと記す。
(7)新ガイドラインでは、日米協力の範囲を
「アジア太平洋地域及びこれを越えた地域」
としている。「これを越えた地域」とは、中東、ウクライナなどあらゆる地理的範囲に及ぶということだ。
地球の裏までも米軍と協力するために自衛隊を派遣するメカニズムを構築するというのは外務官僚(特に安保マフィア)の悲願だった。新ガイドライン合意は、安保マフィアに属する外務官僚を随喜の涙にくれさせているであろう。
(8)やりすぎると必ず反動がある。
日米安保条約6条には、「日本国の安全に寄与し、並びに極東における国際の平和及び安全の維持に寄与するため」と明記されている。日米安保条約を改定せずに、日米協力の範囲を地球規模に拡大するのは無理筋だ。
日本は法治国家ではないことを満天下に示している。
国会で十分な審議が必要だ。
(9)新ガイドラインに対して、沖縄の新聞も警戒心を強めている。
<国民的な議論、国会の監視、法手続きを置き去りにしたまま、世界中で行う米国の戦争を自衛隊が支援する。その枠組みが確定する。
日米両政府は27日、防衛協力の指針(ガイドライン)を改定する。それは平和憲法の下で固持してきた「専守防衛」を完全に踏み越えることを意味する。国是の変更に等しい改定を許してはならない。
米国への支援の名目で、日本が主体的に戦争を支える国となるのだ。改定された防衛協力指針でその具体像がくっきり立ち現れる。戦後の安全保障政策の重大な転換点となる。
日米安保条約は日本と、極東の平和と安全を維持するために、米軍の日本駐留を認めるものだ。ガイドラインは安保条約に付随するが、日米の協力関係の根幹を改めて適用対象を地球規模に広げるのは、安保条約からの逸脱だ。
本来なら条約を改正して対応すべきだが、日米政府の「目標」に位置付けられる指針は国会での批准が必要ない。条約改正に等しい日米軍事協力の強化が、国会での手続きもなく進められた。
他国軍への後方支援は「後方地域」や「非戦闘地域」に限られていたが、安倍政権は昨年、「現に戦闘行為を行っている現場」以外では可能と判断を変えた。>【注】
(10)安倍首相官邸が、条約解釈のような複雑な議論に対する理解力が弱いことに付け込み、外務官僚が「悪乗り」している。
今回、悪乗りしている外務官僚諸君! よく聞いておけ!
いつまでもこの政権が続くわけではない。
法治国家の根本を揺るがすような逸脱をした外務官僚を、徹底的に炙りだし、いずれかのタイミングで責任をとらせなくてはならない。
【注】社説「日米防衛指針改定 戦争加担は国是の変更だ」(琉球新報 2015年4月27日 )
「日米防衛指針改定 戦争加担は国是の変更だ」
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【参考】
「【佐藤優】日米安保(1) ~安倍首相の米国議会演説~」
「【佐藤優】国連本部で不規則発言 ~北朝鮮の「目的」~」
「【佐藤優】外相の認識を問う ~プーチンからの「シグナル」~」
「【佐藤優】ヒラリーとオバマの「大きな違い」」
「【佐藤優】「自殺願望」で片付けるには重すぎる ~ドイツ機墜落~」
「【佐藤優】【沖縄】キャラウェイ高等弁務官と菅官房長官 ~「自治は神話」~」
「【佐藤優】戦勝70周年で甦ったソ連の「独裁者」 ~帝国主義の復活~」
「【佐藤優】明らかになったロシアの新たな「核戦略」 ~ミハイル・ワニン~」
「【佐藤優】北方領土返還の布石となるか ~鳩山元首相のクリミア訪問~」
「【佐藤優】米軍による日本への深刻な主権侵害 ~山城議長への私人逮捕~」
「【佐藤優】米大使襲撃の背景 ~韓国の空気~」
「【佐藤優】暗殺された「反プーチン」政治家の過去 ~ボリス・ネムツォフ~」
「【佐藤優】ウクライナ問題に新たな枠組み ~独・仏・露と怒れる米国~」
「【佐藤優】守られなかった「停戦合意」 ~ウクライナ~」
「【佐藤優】【ピケティ】『21世紀の資本』が避けている論点」
「【ピケティ】本では手薄な問題(旧植民地ほか) ~佐藤優によるインタビュー~」
「【佐藤優】優先順序は「イスラム国」かウクライナか ~ドイツの判断~」
「【佐藤優】ヨルダン政府に仕掛けた情報戦 ~「イスラム国」~」
「【佐藤優】ウクライナによる「歴史の見直し」をロシアが警戒 ~戦後70年~」
「【佐藤優】国際情勢の見方や分析 ~モサドとロシア対外諜報庁(SVR)~」
「【佐藤優】「イスラム国」が世界革命に本気で着手した」
「【佐藤優】「イスラム国」の正体 ~国家の新しいあり方~」
「【佐藤優】スンニー派とシーア派 ~「イスラム国」で中東が大混乱(4)~」
「【佐藤優】サウジアラビア ~「イスラム国」で中東が大混乱(3)~」
「【佐藤優】米国とイランの接近 ~「イスラム国」で中東が大混乱(2)~」
「【佐藤優】シリア問題 ~「イスラム国」で中東が大混乱(1)~」
「【佐藤優】イスラム過激派による自爆テロをどう理解するか ~『邪宗門』~」
「【佐藤優】の実践ゼミ(抄)」
「【佐藤優】の略歴」
「【佐藤優】表面的情報に惑わされるな ~英諜報機関トップによる警告~」
「【佐藤優】世界各地のテロリストが「大規模テロ」に走る理由」
「【佐藤優】ロシアが中立国へ送った「シグナル」 ~ペーテル・フルトクビスト~」
「【佐藤優】戦争の時代としての21世紀」
「【佐藤優】「拷問」を行わない諜報機関はない ~CIA尋問官のリンチ~」
「【佐藤優】米国の「人種差別」は終わっていない ~白人至上主義~」
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「【佐藤優】「イスラム国」という組織の本質 ~アブバクル・バグダディ~」
「【佐藤優】ウクライナ東部 選挙で選ばれた「謎の男」 ~アレクサンドル・ザハルチェンコ~」
「【佐藤優】ロシアの隣国フィンランドの「処世術」 ~冷戦時代も今も~」
「【佐藤優】さりげなくテレビに出た「対日工作担当」 ~アナートリー・コーシキン~」
「【佐藤優】外交オンチの福田元首相 ~中国政府が示した「条件」~」
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「【佐藤優】安倍政権の消極的外交 ~プーチンの勝利~」
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「【佐藤優】スコットランド「独立運動」は終わらず」
「「森訪露」で浮かび上がった路線対立」
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「【佐藤優】ロシアの「報復」 ~日本が対象から外された理由~」
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「【佐藤優】日本は「戦争ができる」国になったのか ~閣議決定の限界~」
「【ウクライナ】内戦に米国の傭兵が関与 ~CIA~」
「【佐藤優】日本が「軍事貢献」を要求される日 ~イラクの過激派~」
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「【佐藤優】新・帝国時代の到来を端的に示すG7コミュニケ」
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