Neonate Malajustment Syndrome 新生仔不適応症候群。
カリフォルニア大学DavisのMadigan先生の教えで、異常な神経ホルモンを抑える治療や、Loop Rope 処置が効果をあげている。
以前は希望が見えないことが多かったが、最近では1日2日で改善傾向が見られることが多い。
しかし、先週入院した子馬は、自力起立が可能だし、一般状態が悪くないので、軽症かと思ったが、結局入院は1週間を超えた。
最初はおとなしかったお母さん馬も、乳はほとんど出なくなるし、だんだんイラついて来ていた。
子馬は、哺乳ビンでなんとか飲めるが、親からは飲めず、ボールからミルクを飲めるようになって退院した。
で、
帰ってから親にひどく蹴られてしまった。
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肋骨が折れ、肺が傷つき、あきらめた。
おとなしいお母さん馬でも、乳を飲んでくれない子馬と一緒にいることはできないのかもしれない。
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第一趾骨骨折の馬は、手術後、なかなか立ち上がらなかった。
1時間半たってやっと立ち上がって帰って行った。
夜、繁殖雌馬の疝痛の依頼。
来たら痛みで立てない。
結腸捻転だった。
けっこうひどかったが、早い決断が幸いした。
終わって、私は1時には寝た。
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翌朝、6時から入院馬の治療。
NMSの子馬は、哺乳ビンから飲めるようになった。
あとは親から飲めるように練習するだけ。
親との仕切りを取り外し、親の乳房のところへ行かせ、なんとか乳首を吸わそうとするが、ダメだった。
あとは練習してもらうしかない。
牧場へ帰った方が人手をかけられるだろう。
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昨夜というか夜中の結腸捻転の母馬の状態も悪くない。
水を飲み、食欲もある。
血液検査所見も悪くない。
子馬を連れてきてもらい、点滴が終わったら退院だ。
あ~眠たい。
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春眠暁を覚えず
夜来とうちゃん診療の音
馬助かること知る多少ぞ
(春はオラもねむたい 夜中にとうちゃんは仕事に行ったらしい 馬が助かったって?
そんなことはオラはしらない 笑)
結局飼養者がどこまで管理できるかが相当大きいでしょう。
獣医師が飼い続ける訳にもいかないですからね。
親子に限らず恋愛なんかのボンディングもオキシトシンが勝負らしいですよ。
長く付き合っても切れてしまうとダメなんですよ、という話が出てきたのは最近なのでしょうか。
親としてのコンディションを維持してやる必要もあるのかも知れませんね。
繊細な生き物だけに。
神経系の問題や発育の問題、先天的な器質の疾患など原因はさまざまなのでしょね。
家禽を人工ふ化し、挿し餌で育てた経験は驚きの連続でした。生き物たちの子育てを観察していると、もどかしさもありますが、かなわないなぁと思うことがたくさんあります。
スキンシップやアイコンタクトは、必須ではないけどヒトの赤ちゃんには大事なコミュニケーションなのでしょうけど、馬はそもそも目が合わない哺乳姿勢
いつもですが、いつも以上にまとまりのない文章
オラ君、果報は寝て待つタイプですね。
50代がワンコにはまるのもオキシトシンをはじめとするホルモンの乱れがあるそうです;笑
子どもを虐待する若い親はどうなんでしょうね。
そして、子馬が人に慣れすぎます。1歳になって危ないのです。人のあとをついて回り、人にたわむれてきますから。
そこまでしなくても、と思うのですがこれ多分オキシトシンの維持なんですよね。
子馬の維持努力を無駄にしないための母馬へのアーティファクトもあるのでないかと。
エストロゲン食べさせたりとかまあ色々試してみる価値あるのではないでしょうかと。
子離れしてからのペットはただの手持ち無沙汰だと思ってました。
それにしても色々私には無理すぎる。と思う方がイカれてんのかも知れません笑
色々情報過多で快楽と嫉妬に困らないですからね。
子供から得るものの価値すら社会的搾取の対象としかみなされてないですから、子供も大変だなと思います。
今に始まった事じゃないですよ。
受験ブームなんてのも親世代の子ペットだったのだろうと思います。